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星ケ丘一丁目  作者: なつ
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メリーゴーランド

小さい頃何度乗っただろう。何回も同じ景色をずっと見る。内装は目に光を与えてくれるのだけど、どこか年季が入って時折剥げた塗装部分が見え隠れする。足元の埃。父との思い出はそこにあっただろうか。父のことが残念、忘れてしまっている、存在が思い出にすら出てこない。こんな悲しいことはあるだろうか。私の中で何か失われてる。そんな嫌なことばっかりが自分で首を〆ている。残酷なのは最後まで力が入らなくて苦しさと情けなさが残ってベッドで眠る。こんな苦しさを何度味わっただろう。似たところをぐるぐるぐるぐる。出口はきっとあるのに、あたしだけ通してもらえない気がする。

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