フランス映画の悲劇
あなたはフランス映画に出てくる、
自分と恋人を破滅させる悲劇の主人公とヒロインを救う方法はあると思うだろうか。
結末は大概女が狂って男が破滅の道を行くことになる。
フランス映画はそうやって観るものじゃなく、ただただ愚かな彼らの心の動きや葛藤、激情に流されていく様を感慨深しげに眺めているものなんだろうから、そんなことは普通考えないものですけどね。
だけど、私には彼らの感情的で、非計画的で無謀無鉄砲極まりない行動が理解できない。
あの他による陰謀、謀略、そして死をも恐れないで人は本当に恋なんてすることができるのだろうか!(死んだらそもそも恋できないじゃんね)
そして、彼らのはたから見たら異常でしかない性癖にはなにか深い理由があるのかもしれない(無意識のうちに抑圧された社会に対する不満、病的な依存関係、自傷行為で得られる快楽etc)。
そういう性癖のある人には深入りしないことが一番なんだろう。
もしなにか深いわけあって目星をつけられたら、私はそういう類のフランス人でないということをよく認識させなくてはならないだろう。そしたら私は被害者を無くしたことになるし、私も自らを破滅させないですむ。