19話 マリー、闘う
キリがよかったので短めです
「このやろおぉぉ、パパ達はそんなこと事言わない、パパ達を侮辱するな‼︎」
私は周囲の木を操りそいつに突っ込ませた
木はそいつに当たると先端がくだけ散る
そのまま上段から殴りかかってきたのを後ろに飛び避ける
(やっぱり強度が足りない。これなら…)
さらに木をぶつけて時間を稼ぎつつ地面に手をつけ詠唱する
「万物の祖たる魔力よ、大地を伝い、我が意向に従い刺し貫け、針山」
無数の棘がそいつを襲うが、結果は木と同じだった。
(やっぱり気を使っている…それもかなり練度が高い)
そいつはさらにこちらに追撃を加えてくる
(速い、避けるので精一杯だ)
私はこのままだと埒が開かないと思い周囲に散らしていた魔力を回収する。
エンハンスに流す魔力を増やしつつ詠唱を行う
(これだけ魔力を込めれば…)
「万物の祖たる魔力よ、大地を伝い我が意向に…」
目の前に拳が飛んでくる
(しまっ‼︎)
私は殴られて後ろに飛んでいく
「なんだぁ?ただのちょっと強化しただけの拳でやられるだなんて、その程度か」
私は、腕の骨を折りながら立っていた。
「ほぅ、あの一瞬で腕を挟んだか、なかなかの反応速度だ。よし、気に入った、腕を治せ。久しぶりに楽しめそうだな」
「万物の祖たる魔力よ、我が身体を癒す力となりて、働きたまえ、中級治癒」
折れた骨がくっつく
「それじゃぁ行くぞ」
さっきより速い
避けるスピードが追いつかない一歩でも立ち回りをミスったら死ぬ。
『逃げた方がいいんじゃない?ママ達も言ってたよ』
私の理性が呼びかける
しかし私の感情がそれを許さなかった
『あいつはママ達を侮辱した、それで逃げられるか。大丈夫まだやれる』
私は詠唱をする
「万物の…」
頭のすぐ横を拳が通り抜ける
(詠唱してたのじゃ間に合わない)
(そもそも魔法でダメージが通るのか?)
(どうにかして詠唱を…)
様々なことが頭を駆け巡るその時
「あっ」
地面の砂利に足を取られ、体勢を崩してしまった。再度目の前に拳が迫る、今回は防御ができない、魔法もこの一瞬だと詠唱ができない…周囲がゆっくりになる
『マリー、生きてくれ』
『生きなさい』
パパとママの言葉が思い出される
(これが走馬灯か。あぁ、死ぬなぁ…せっかく逃がしてくれたのに、約束果たせなくてごめん、パパ、ママ)
早く新章書きたい
それぞれの章ごとに基本的に1人ずつ主人公を立ててやっていこうと思います




