1話 家での生活
「お利口にしていてね、くれぐれも家から出ちゃダメよ」
「分かった」
「絶対にだからね」
「もぅ、分かってるよー、私も大きくなったんだから」
マリーは不満げに頬を膨らませる
「「行ってきます」」
「行ってらっしゃーい」
パパとママは毎朝ご飯を食べると仕事に行くんだ。でも私は連れてってくれないの、家から一歩も出してもらえない。もう私も5歳になったんだからそろそろ家からでても良いと思うんだけど。理由を聞いても毎回ごまかされちゃう、ほんとなんでだろうね‼
でも、家には本が三冊もあるから毎日退屈することは無いよ、同じ本を何回も読んでるけど何度読んでも面白いんだよね。
今読んでるのはドラゴンにさらわれたお姫様を王子さまが助けに行く話。
はぁ、いつか私にも白馬に乗った王子さまが来てくれないかなー
本を読んでいたら「くぅ~」とお腹が鳴った
「そろそろお昼の時間か~」
お昼ごはんは、ママが用意しておいてくれたサンドイッチを食べる。
パンにハムとチーズを挟んだだけの物だけど美味しい。
そしたら午後は魔法の練習をする
パパが言うには「マリーはあまり体は強い方じゃないから魔法を使えるようになるといい」だって。だから1ヶ月ぐらい前から魔法の練習をしてる。
竈の前に移動して手のひらを上にして前につき出す
「万物の祖たる魔力よ、我が手の前に集い、炎となりて燃やし尽くしぇ…あっ」
ボフン
失敗した~。噛んじゃったかまだまだだなー
よし、今度こそ
「万物の祖たる魔力よ、我が手の前に集い、炎となりて燃やし尽くせ、火球」
手の前に野球ボール大の火の玉が現れる
「やったできた」
手のひらを下にして火の玉を竈に落とす
火の玉は溶けるように消えた
次は水瓶の前に移動してコップ一杯の水をもってくる
コップの水に指をつけ
「万物の祖たる魔力よ、我が手の前に集い、全てを凍らせる檻となれ、絶対零度」
何も起こらない
「うーん難しいなぁ」
それから二回ずつ火球と絶対零度の練習をした
結果今日はそれぞれ3回、一回成功した
「今日は結構良かったんじゃない?」
どうしたら完璧にできるかを考えてたら夕方になっていた
ガチャ
扉が開く音がする
「ママー」
「マリーお利口にしてた?」
「うん」
「パパももうすぐ帰って来るからね」
ガチャ
「ただいまー」
「ほら、噂をしたら」
「パパー」
マリーは父に抱きつく
「今日は沢山獲れたから兎を一匹をもらって来たぞ」
「じゃあ今晩はは兎のシチューにしましょう」
「やったー、ママのシチュー大好き」
家族三人で笑い合う
そこには幸せな家庭があった
二次創作はよっぽどキャラクターを貶めるものや公序良俗に反しない限りは大歓迎です
筆者は恋愛に疎いので、ぜひそういう系の二次創作お願いします




