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17話 母親と娘 後編 Sideママ

ママ視点の話です

「ママっ!、離して、私も戦える」

「…」

後ろから雑な魔力を感じる。

(魔力が漏れる程度の実力…いや、あからさま過ぎる罠か…)

「ねぇ、ママっ!」

「おっとー、そこのお姉さん。いったい何処に行こうとしてるんすか?」

(こいつか、立ち姿に隙がない、さらに伏兵が2人、こいつらを誤魔化すために魔力を…)

私は奴らからマリーへの攻撃が届かないよう遮る位置に移動する。

「早く、投降してくれませんかねぇ?こっちもデートドタキャンして来ちゃってて、早く帰って埋め合わせしないといけないんで」

「万物の祖たる魔力よ、大地を伝い削り、虚空より顕現し自由を奪え、拘束穴ロックホール」

「ママっ、こんなやつほっといてパパのところに行こう。ね?、ママもそうしたいんでしょ?」

(こんな手練がいるなんて、一対一なら撤退戦はできるかもしれない。けどマリーも戦えるとはいえ、多勢に無勢で、マリーを守りながらでは…)

「マリー、先に行ってちょうだい。いいわね、泥水を啜ってでも逃げて生き延びなさい。パパと一緒に迎えに行くから。目印と会えるようにのおまじない」

「ママ、私はパパにママのことを頼まれた、私は、ママを守らないいと…」

「大丈夫、パパは強いからママのこともきっと助けにきてくれるわ」

「でも…」

(あのレベルならあれぐらいでは死ななない、すぐに出て来る、もう時間がない…ごめん、マリー…)

パンッ

「えっ…あ…」

「はぁ、ずっと思ってたのよあんたなんか産まなきゃ良かったって…あの人のためにおもりしてたけどこんな目に遭うなんて」

(嘘、あなたが生まれてきてくれて毎日が幸せだった…あなたを守りたかった)

「ママ…?」

「パパも前言ってたわよ、捨てたら何が起こるかわからないから仕方なく育てたって、本当にあなたが邪魔だった、あなたのせいで周りに変な目で見られるし」

(嘘、あの人もそんなこと言ってなかった、あの人も私も心からマリーを大切に思ってた…)

「ママ、なんで…なんでそんなこと言うの…」

「あなたがずっと嫌いだったからよ‼︎」

マリーが駆け出す私から離れるように

「ごめんね、マリー本当は、大好きよ…」

聞こえたかどうかはわからないけれど言わずにはいられなかった…

(あんなこと言って、もうマリーに嫌われても仕方ないわね)

「万物の祖たる魔力よ、草木に流れる力と成りて、我に従い、手足となれ、操樹(コントロールウッズ)

マリーを捕まえに行こうとした奴らを捕まえる

ぼこっ

「あのガキゆるさねぇ、せっかくの装備が泥だらけになっちまった」

金髪のチャラそうな男が出てきた

(先手をとる‼︎)

周囲の木の枝や根が男とその仲間に向かう

私は草木魔法で攻撃している間に土魔法の詠唱を行い弾幕が途切れないようにする

男はそれを軽く払いながら気だるげに言った

「ガキを逃がしてあんたが残ったのか、めんどくさいことをしやがる、親は生け取りって命令だから殺せねぇし。なぁひょっとしてお前元冒険者か?それもそこそこ強い。俺は疲れず稼ぎたいんだ、こんだけ人がいてガキが1人で逃げ切れるわけねぇだろ。なら今俺のリーダーと戦ってるあんたの夫を助けに行った方がいいぞ、その方があんたと夫の助かる可能性が高い。だから退いちゃくんねぇかね?」

「私たち夫婦の願いはマリーが生きていること、私たちは二の次よ。それに知ってる?魔法ってのはね元から対多数を想定してできてるのよ‼︎」

私はさらに弾幕の密度を上げる

「はぁ、あんたらバカだな。疲れるの嫌なんだけどなぁ。仕方がないやるか」

あいつから感じる圧が重くなる。

(あの人はマリーのことを私に託してくれた。なら、それに答えるのが妻役目‼︎


マリーどうか生きてて…)

パパとママの過去について、2人は元冒険者、中級程度の冒険者でママが魔法と気を使って前衛、パパが弓と気で後衛、をやっていた。

ママのバトルスタイルは魔術で足止めしてから、大体気で強化した拳でぶん殴ってたまに魔法で攻撃してた

パパは的確な援護射撃を得意としていた、単体だと結構弱い。

ママ結構武闘派だったんですね

単純な強さで言うとパパ<伏兵≦ママ<マリー≦金髪<<スキンヘッド

みたいな感じ

ママはマリーは相手が1人だったら勝てるけど。1人が気を引いてる隙に自分が人質に取られるか、マリーが殺されるという戦略を取られるとまずいと判断しマリーを逃した。

ママはマリーを経験が足らず、人質ごと切り捨てるなり助けるなりする判断や死角から攻撃が来ることを読むことが出来ないと判断した。

ちなみにマリーが残っても殺されるか、殺されなくても足止めされて、その間にスキンヘッドが来て詰みます

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