14話 旅立ち
森に入ってからはお父さん視点です
9歳の秋、私が家を出ようとしてから2年と少し、あと明日は10歳の誕生日、楽しみ。それが終わればアレスピアへ旅立つ。その日のために、ママ達を守るために、私は魔法やポーションの作り方を勉強してきた。準備は万全だ、ポーションも作り置きしているし、私の持ち物も用意してある、と言っても櫛ぐらいしかないが…
今日はパパとママが仕事を早退していつもより早く帰って来てくれる。明日の朝から誕生日パーティーをするために準備を一緒にするのだ。
前にそんな仕事を休んで大丈夫か聞いたことがあったのだけど、曰く『生まれたときに死んだ娘を生きてると思って生活してる可愛そうなやつ』を演じているらしい。私を守るためとは言っても死んでることになってるのはちょっと思うところはある、それよりもパパとママが変な目でみられてまで私を守ろうとしてくれたのがとっても嬉しかった。
「「ただいま」」
「おかえり」
私たちは次の日の準備をしてそのまま寝た
「…リー…マリー…マリー‼︎」
ママの呼ぶ声で目が覚める、まだ外は暗いが少し白み出している明け方のようだ
「なぁにママ」
「大変よ家を囲まれてる、バレたみたい」
「そんな…」
「出発を1日早くする。誕生日を祝えなくてごめんな、また落ち着いたらしよう」
パパが言った
「緊急事態だもんね仕方がないよ」
「いつも窮屈な思いさせてごめんな」
「お互い様でしょ?」
「そうだな。ところで周りを囲んでいる奴らどうにかできないか?」
「できるよ任せて」
こうゆう時のために魔法の練習してきたんだから
地面に手をついて私は、いつもより薄く、広く魔力が行き渡るように魔法を使う
「万物の祖たる魔力よ、大地に伝い広がり、繋がりを断ち崩れよ、流砂」
「うわぁ」
「急に砂が」
外から悲鳴が聞こえる
今頃足が埋まったことだろう
さらにここで
「硬化」
「足が抜けない‼︎」
「馬鹿‼︎これぐらい…抜けない」
追い討ちだ持ってけドロボー
「万物の祖たる魔力よ、大地を伝い広がり、敵を縛る楔となれ、石鎖」
「なんだこれ」
「動けねぇ」
「パパっ、ママっ、全員捕まえたよ。行こう」
「マリーがいると心強いわね」
「そうだな」
マリーの無双回でした




