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心はまだあの街に

作者: 昼月キオリ

体が引っ越しをして地元に戻って来ても心はまだあの街にある。


海の色とか江ノ電とか好きな人とか。


地元での思い出を重ねていけば気持ちも追い付くと思ってなるべく出かけるようにしてるけど


お出かけしても抹茶ラテを飲んでも本を読んでも心はここになくて。


いつもあの日、あの場所のまま時が止まっている。


後ろ姿とか横顔とか笑顔とか。

どこで何をしていても頭の中に浮かんでくる。


この街にいるはずがないのに

似てる人がいるとつい振り返ってしまう。

もう二度と会えないのに無意識で探してしまう。


そんな風に思っている間に夏が終わろうとしている。



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― 新着の感想 ―
あの日、あの場所のまま止まった時と、まだあの街にあるような心。違う街でも、似ている背中を見つける気持ちが、とても伝わってきました。 今はただ、夏の終わりの海風に吹かれるままに。その想いが、タイトルと…
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