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僕のこの力は一体何なのだろうか?

今はまだ王道系だと思います

私はそれなりに幸せに生きてこれたと思う

この歳になっても幸せな体験をしたことは

人と比べると圧倒的に少ないだろう

だが私は後悔していない

なぜなら私は苦難の中に多くのことを知ってきた

それは人生のに通ずる大事な教えだったりどうでもいい豆知識なものだったり

…とにかく

こんなジジイの話を聞いてくれんか?

子供たちよ

私の歴史をね

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ねぇお母さん」

「なに?」

「なんで2人は仲が悪いのに一緒に住んでるの?」

まだ僕が小さい頃で魔法の適性も分からない頃だった

僕の両親は仲が悪かった

僕に対しては2人とも優しいのに

僕がいない時はいつも愚痴ばかり言い合い

とても仲が悪そうに思った

「それはあの人が悪いんだよ」

「でも優しいじゃん」

「あの人は魔法に没頭して家の事は〇△▫☆」

僕はそれを理解することは出来なかった

どんどんお母さんがアツくなってきたことだけ理解していた

「そう思うでしょ!」

「うん…」

多分この頃からだろうか

親に対してもストレスを貯めさせないようにあまり話さなくなったのは

だが最善だと思ってたこの行為を後悔することは夢にも思わなかった……。


朝起きるとお母さんがいなくなっていた


そろそろ魔力の有無、適性が分かるようになる頃だった

いつも朝ご飯を作るために料理していたが

今日は料理をしていなかった

お母さんを探すために部屋に行ったが

お母さんはいないし家具はあれど服や道具などは何も無かった

僕が産まれたばかりの頃に撮った家族写真は床に打ち捨てられていた

何故いないのか気になってお父さんの書斎に恐る恐る向かった

お父さんはいた

いつも通り魔法の研究をしていた

少し怖いがお父さんに何故お母さんがいないかを聞いてみた

「出ていった」

「お店に行ったの?」

「この家から出ていったんだ」

「え?」

僕はその時は理解出来なかった

どこへ行ったのか?何時に帰ってくるのか?

僕はその事しか頭になかった

理解するのにとても時間がかかった

そして理解すると同時にとても後悔した

「そろそろ魔力の有無が分かるよな」

「あと3ヶ月に測定があるね」

「魔力があったら魔法をとにかく覚えろ」

「なんで?」

「覚えろ」

「分かった…」

2ヶ月後、僕は10歳になる

10歳になると魔力の有無が分かる程に魔力量が成長し、適性も判明するようになる

10歳になった子供は街へ行き、年に2度ある魔力測定をして正式に魔力の有無、適性を判別することをお母さんに教えてもらっていた

だが僕は小さい頃から魔力量が多かったせいか生まれてまもない頃から不思議なことが起きた

物を消したり、消したはずの物をを何も無い所から出したりすることが出来た

両親はただただ物を失くしたり、失くした物を見つけただけだと思っているらしいが

僕は記憶に残っている

実際に今も使うことが出来ている

間違いなく僕には魔法が使えると確信してた...


「よぅ坊主!」

「なんでしょうか?」

「ここら辺じゃ見ない顔だな?」

「辺境から来ました」

「おっそんじゃ魔力の測定に来たんだな!」

「はいそうですね」

「なんだぁ?やけに落ち着いてるな?

この歳のガキは魔法が使えるか楽しそうに騒いでんのによ」

「お前魔法使いたくないのか?そんなことありえないか!」

「あはは…」

僕はある街に来た

これまでの人生でこんなに人が多いところに来たことがない

他人に配慮するのに疲れるというのに

こんなに人が多ければ一体僕はどれほど疲れるんだ...

とにかく早く測定して帰ろう……


測定は年に2度ある

6月と12月にある

前期測定と後期測定とで名称を変えているらしい

僕は5月生まれなので1ヶ月置いて

6月の前期測定を受けに来た

測定会場に着いたが……

あまり大きな街ではないはずなのに数え切れない程に僕と同世代だと思われる人達がいた

まさかこれを一人ひとり判別していくのか疑問に思った

もちろん測定が始まるまでこんなに人が多いところいると苦しくなるので端っこに立っていた

周りの歓喜の声が煩わしい中、1人こっちへ来た

「ねぇあなたも測定しに来たのよね?」

「まぁ...ここの測定会場にいるから当然…」

「あはは!そうだよね!」

僕と比べると背丈が大きい女の子が話しかけてきた。少し劣等感を覚えたんだが何故なのだろうか...

測定会場にいるというのに何故測定以外の目的があると思ってるのか不思議に思ったが天然だということにしておいた

「あなたはどんな魔法使いたい?私は水魔法使いたいな!傷を癒せるし何より洗濯が楽になるしね!」

「適性って何があるの?」

「知らないの?適正には火、水、風、土、雷があって〜ほとんどの人は1つの適性だけなんだけど、たまに何個も適性も持ってる人がいるらしいよ!」

「僕はなんでもいいや」

「楽しみじゃないの?私は楽しみだよ!」

「はいはい」

「もー」

そんな話をしている最中、おじさんが来た

そのおじさんは目立つところに立つと

測定方法の説明をし出した...が……

「説明はいらないから早く測定してよー」

「早く早く!」

ある2人組が騒いでいた

見覚えがあると思っていたら生まれたばかりの頃仲良くしていた男子2人組だったが相変わらずのようだ

「静かにせい!」

おじさんがそう言うと男子2人組の口周りに水の球がくっついて喋れないようにしていた

「...話の続きをするぞ……」

説明を聞くと

この後おじさんはまずこの場にいる者たちに魔力の有無と適性を測定するという想像通りの説明をされた

説明後、前にいる人達から判別をされていっているが当然かなり時間がかかりそうで

端っこにいた僕とこの女子は最後に判別される頃には時刻は昼過ぎだろう

やっと僕の番が来た頃はこの女子との会話で死にかけになっていた

「次の者!」

「やっと僕の番だ...」

「やっとだね!」

「もう僕は死にかけだよ...」

「なんで?」

「...」

「お主には魔力がないな次!」

「...!?」

この情報を処理しきれずポカーンとしていた。

「...残念だったね」

「...」

去り際にそのような事を言われたが何か言うことは出来なかった...

帰路につく中僕はふと思った

「僕のこの力は一体何なのだろうか?」

なんなんでしょうね?主人公の力

あと主人公の名前決めてません

思いつかないですどうしようかな

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