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にがつじゅうよっか

作者: 薄雪草



バレンタインの祝祭日


街はどことなく楽しげで

懐かしい夢を思い出させてくれる


バレンタインの曲がないのは

女の子たちの淡い期待が叶うため



あの人が好き

どうかわたしを受け入れてくれますように



さり気なさを装って

義理チョコみたいに渡してみたり


ストレートに言ってみたり


誰からもないと可哀想だからっ、とか


ん……。とか


いろいろな愛のカタチがあります



それらを一つの歌で表すなんて

野暮というものでしょう



だから、きみにあげようという

この気の迷いみたいな気持ちも

いろいろなカタチのひとつ


きみに、あげたい

これは感謝の気持ち


もし良ければ、受け取ってくれませんか


もし良ければ……

















私自身は女子校だったので、もっぱら友チョコを作ったりあげたりでした。

ある友人のチョコが神級に美味で、な、何で同じ材料からこんな差が!?!?とみなさんからひっぱりだこでした。ごく普通のお嬢さんでしたが、ちょっぴり尊敬しなおしたりして。


ティーンの頃に渡すような相手がいたら楽しかったのかもしれませんし、受け入れてもらえなくて涙したり、勇気が出せなくて結局自分で食べてたりしたかもしれません。ですが、結果がどうなっていたとしても、それは甘酸っぱいステキな思い出になったことでしょう。


大人になった今となっては、コミュニケーションの一環として、職場にチョコをばら撒く儀式になってしまいました。。

コロナの今は、もっぱら個包装の置きチョコを、いつもの土産物コーナーに付箋つきで置くだけですが。

みなの者、感謝して食すが良い……!!


というわけで、こちらは

こころ優しい可憐な皆様に。




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― 新着の感想 ―
[良い点] きゅんきゅんして読ませてもらいました。 女の子の密かな気持ちが溢れた素敵な詩ですね! 読ませていただきありがとうございます♪ [一言] もうバレンタインは過ぎちゃいましたが、バレンタイン特…
[良い点] ください(*´ェ`*)っ (´▽`)(笑) 私も学生時代は友チョコをあげたり作ったりでしたね~。 素敵な作品をありがとうございました☆彡
[一言] 言葉足らずですみません。 創造物って、御作とか… この時期には現代恋愛に、沢山短編が登場しますので/w それを読んでこんなんなんだろうなあ… と。 院まで含めてのお茶漬けの逆パターンみたい…
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