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怪物の目覚め

1 出会い


僕は拓人!日本人の小学生だ。性格は、みんなからは明るいっていわれるかな。お母さんとお父さんのことは大好き!優しいからね。

拓人「あぁっ!学校に遅れる!行かなくちゃ!」

お母さん「行ってらっしゃい。」

お父さん「俺も行かなきゃなぁ」


拓人は夢中で走っている。

拓人「あれ?走ってるうちに見たことないところに来ちゃった…」


拓人の目の前にはゼウスの石像があった…


拓人「うわっ!何この像、神様?」


ゼウスの石像「こんにちは。少年」


拓人「喋ったぁぁぁぁ!?!?」


ゼウス「まぁそう驚くな、少年。実はな、、、」


拓人「はぁ。」


ゼウス「まずは自己紹介をしよう。私はゼウス。ギリシア神話の最高神じゃ。まぁ私がどうやって誕生したかとかはギリシア神話の本を読んでくれ。雷を操れる稲妻の形の武器も持ってるぞ!今は静電気くらいしか出せないけど…」


拓人「なんで?」


ゼウス「神は人間からどのくらい信じられているかで強さが決まる。実はな、最近は人間が神を信じなくなってきている。だから神々の力も弱くなっているんじゃ。だから人間の力を借りなければ力を発揮できないのじゃ。そして、最近は神々の敵、怪物が人間に取り憑いて悪さをしておる。私達はそれを退治しなきゃいけないのだが、さっき言ったように、今の私は弱い。だから、人間の力を借りなければ退治できないのじゃ。」


拓人「はぁ。それってまさか…」


ゼウスは頷いた。


ゼウス「少年、力を貸してくれ」


拓人「えぇ…突然言われても困るなぁ…しかも神様から、ていうかなんで僕なの?」


ゼウス「力は弱くなったと言えど神だからな。神の力に対応できなくて死んでしまう者もいるのじゃ。でも君は、神の力に対応できるみたいなのじゃ。」


ゼウス「お願いだ。力を貸してくれ。」


拓人「…」


拓人「分かった!それが平和の為になるならね!」


ゼウス「よぉし!タッグ結成じゃ!」


-------------------------------------------------------------------------

2 怪物の目覚め


拓人「ゼウスに会っちゃったせいで遅刻しちゃったぁ… 担任の江頭先生に怒られる…」


皆「江頭先生がおかしい!拓人君も逃げて!」


ゼウス「ムッ!怪物の気配!」


拓人「まさか、江頭先生に…!」


江頭先生「その通り!我が名はァァ」


「スチュパリデスッ!!!!!!」


ゼウス「スチュパリデス、全身が鋼で出来ている怪鳥だ!」


ゼウス「では、この稲妻で…」


拓人「待って!」


ゼウス「?」


拓人「そんなことしたら江頭先生が死んじゃう!」


ゼウス「あれ?人間は先生というものが嫌いだと知っているのじゃが… 君は優しいんじゃな。私の力を借りるに相応しい人間じゃ!」


拓人「で、どうするの?」


ゼウス「いいか、少年、どんな神も怪物も攻撃するときはどうしても人間の体から出ないといけない。私もじゃ。だから、その時をねらうのじゃ!」


拓人「分かった。行くよ!」


ゼウス「あぁ!」


スチュパリデス(江頭先生)「このぉ!鋼の翼を喰らうがいい!」


ビシュン!

スチュパリデスの翼が拓人に向かってくる!


拓人「いてっ!」


スチュパリデス「やったか?」


拓人は立ち上がった。


スチュパリデス「何⁉︎」


拓人&ゼウス「今ので覚えた…」


ゼウス「サンダァァァ!!」


ズドォォォォン


スチュパリデスに雷が直撃した。


スチュパリデス「うわぁぁあぁぁあ!!!」


スチュパリデスは消えていった…


江頭先生「あら、私は何を?」


皆「江頭先生大丈夫?」


江頭先生「大丈夫よ。あら!こんな時間。授業を始めないと…」


地獄の番犬


キーンコーンカーンコーン…


帰り道にて


拓人「終わったー。」


拓人「ゼウスが教えてくれたお陰で授業が分かったよ。センキュー!」


ゼウス「ふぉっふぉっふぉ。全知全能の神だからな」


ゼウス「ムッ!怪物の気配!」


拓人「どこから!?」


ゼウス「あそこじゃ!」


ゼウスが指を指す


拓人「あれは…健太君!同じ班の子で普段は大人しいんだけど…今は違う!まるで猛獣みたいな感じだっ!!!」


ギロッ


健太が拓人を睨む


ゼウス「気付かれたようじゃな…」


ゼウス「あの怪物はケルベロス!無許可で冥界に来たならず者を追い出す、アタマが三つある犬の見た目をした怪物じゃ。私の兄ハデスに飼われてるはずじゃが… ハデスも力が衰えて、脱走してしまったのじゃろう…」


ケルベロス(健太)「グルルルルル…」


ゼウス「来るぞ!」


ケルベロス「ワン!」


ケルベロスが拓人を引っ掻こうと向かってくた!


拓人「行くよ!」


ゼウス「サンダァァァ!」


ズドォォォォン


ケルベロス「ワン!」


シュッ

ケルベロスが雷をかわした!?


ゼウス「私の雷が避けられるとは…相当パワーとスピードがあるようじゃ…」


ケルベロス「ワオオオオオオン!!!」


またケルベロスが引っ掻こうと向かってくる!


ザシュウウ


拓人「っっ!」


拓人はケルベロスに引っ掻かれて吹き飛ばされた!


ケルベロス「やっっとハデスの支配から逃れられたぜ!この世界でやりたい放題するぜ!」


ケルベロス「ワオオオオオオン!!!!」


ケルベロスが拓人に何度も追い討ちを掛けてくる!


ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ


拓人「痛いっ!痛いっ!痛いぃーっ!」


ゼウス「回復。とりあえず回復したがかなりヤバいな、これは…」


ケルベロス「ゼウスも堕ちたなぁ!今ではこんなガキの力を借りないと力を発揮できないなんてなぁ!あぁ?俺は別に人間の力を借りなくてもいいんだけど、人間を乗っ取った方が周りの人間から怪しまれないからな!」


ゼウス「私を怒らせたようじゃな。サンダァァァ!」


シュッ

ケルベロスは余裕そうにかわす


ケルベロス「だから避けられるって!もう諦めたらどうだ?ゼウス。」


どうする!?拓人!ゼウス!


つづく

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