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[大きな幸せ微かな不幸]
「で!?試したいことって!?」
現在午後5時45分、ヤバい!泣きすぎた!
「もしかしたら、私、浮遊霊に進化してるかもしれません!」
「朗報じゃないか!で!?結界ってここなんだな!?」
急ブレーキをかける、ここは慎重に通って欲しい…。
結界があるという場所に、ルナは手を伸ばす。
「…ない…」
手が前後する
「ご主人様!」
こちらを振り返る、そうか、この子はようやく自由になれたのか…。
「アハハハハ!」
元気に両手を広げ走り出す。俺を軸に回る形で。徐々に円を広げていく。
「アハハハハ、アハハハハ、アハハハハ、アハハブベラッ」
突如何かにぶつかる挙動をする。木の根か?
「あー…ご主人様…良いお知らせと悪いお知らせが…」
「あぁ、残念ながら検討がついたよ…良い方から頼む…」
「私、森の外へ出られるようになりました。」
「あぁ、で、悪い方は?」
「…ご主人様の地縛霊でございます」
…あはは…ずっと寄り添うって…そう来たか…そうかぁ………




