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夢の中の少女の求めるものは  作者: まぐろどん
34/43

[5日目 朝から昼にかけてまで]

…やばい、完全に目的がすり替わっていた…。

元々ヌシを釣るのが俺の目的だったはずだ………



それがどうした!!

俺の1番の目的はルナの成仏のお手伝い!愛の伝授!ヌシ釣りなんてまた今度でいいさ!さて、今日は何して遊ぼうか…

「私、ご主人様が普段やってる、釣りというものがしたいです!」

…良い子だった…ほんとに…。


荷物を一点に纏める。今日、帰宅なのだ。黒島さんにいちいち迷惑をかけられない。すぐ帰宅出来る準備を整える。

「それじゃあ、行こう!」

「はい!」

今日のルナはノースリーブのワンピース、夏らしい可愛らしい服だった。釣り糸を垂らす。ルナは竿を持つことが出来ない。だから、近くで見る事にした。

「そういえば、なんであの時あんなに離れてたの?やっぱり怖かった?」

「いえ…いや、多少怖かったですが、それ以上に普通の女の子として見られなくなる事が怖かったです。勢いで滑って、体をすり抜け、ひとりぼっちになることが」

「…そっか」

「でも、ご主人様は私を1人にはしませんでした。私が幽霊と分かってもなお、側にいてくださいました。…実は私、もう足が透けてきているのです。」

なるほど、成仏の前兆かな。よし、もう一押し!

何気ない会話が続く。俺の普段の生活。ルナの前世の面白かった話し。俺の食べてきた美味しい食べ物。ルナの読んだ面白い本…。時間は気づけば昼、12時、さて昼ごはん…また憑依させて何か食べさせてやるか!…まてよ?魚はある…しまった…野菜しかない…黒島さんから送られてきたものは冷蔵庫には野菜しか残ってない…。焼き魚?確か生きてる時もここに居たと聞いた。ならば飽きるくらい食べたはずだ。野菜炒め?最後の食事かもしれないのに?…動物性タンパク質が…何か、何か…

「あっ」

声が漏れる。あった、冷凍庫に保存しておいた、とっておき☆

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