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夢の中の少女の求めるものは  作者: まぐろどん
29/43

[4日目 夕方]

なるほどねぇ…地縛霊か…だからジンベエザメの話の時、歯切れが悪かったのか…

「それじゃあ行こうか!」

「えっ!?えっ!?ご主人様は病み上がりですよ!?安静にしていてください!」

そうもいかない。明日の午後6時には帰らなくてはならないのだ。

「時間、そんなに残ってないんだ、未練たらたらの女の子を置いて帰るなんて、罪悪感で死んじゃうよ」

そう言って湖へ駆ける。

まず最初に黒島さんに会っておく。

「元気そうで何よりです」

彼はにこやかに言う。…俺の失態は忘れてくれたようだ…。

「あの、突然ですいませんが…」

黒島さんとコソコソ話してルナの元へ戻る。

愛なんて正直分からない、何をすればいいかも。なので取り敢えず遊ぶ事にした。昔、幽霊調べで見たことがある。幽霊は喜怒哀楽の感情が一定値を超えると物を掴んだりすることが出来る。多分さっき、足を掴んだのは怒か、哀の感情が一定値を超えたのだろう。だが、それではダメだ。喜か楽の感情の一定値を超えなければ…

最初に試すのは水切り。

「これをな、こうして、こうする!」

跳ねた、3回ほど…情けねぇ…

「おぉーー!!」

ルナはそれでも喜んでくれた。ルナも石を拾おうとするが、すり抜ける…まだダメか。次に魚の餌やり。魚がこちらに寄ってくる。

「おぉーー!!」

またもや喜んで魚の餌の袋に手を伸ばす。あぁ…すり抜けた。それからも色々な遊びをした。かくれんぼ、鬼ごっこ、だるまさんがころんだ…これくらいしか思いつかない俺が情けない…。

「あのご主人様…」

時計は既に6時を指していた。

「私はもう十分です、今日はお家へ戻りましょう」

彼女はそう言い、笑う。その目には哀の感情で溢れてることは言うまでもない。ただ、俺がここで諦めることはないことも、言うまでもない。

「俺は黒島さんから賄い受け取ってくるから、先戻ってて」

「分かりました、失礼します」

ぺこりと頭を下げて戻って行く。さぁて、ここからだ

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