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[3日目 朝]
ジリリリリ!ブブブブブ!ズゴーン!バリーン!ドゴーン!
酷い音と共に眼を覚ます。残念なことに酷い音の正体は俺の目覚まし時計様だった…。
「どうなさいました!?」
ルナちゃんが扉越しに心配してくれてる。天使かやはり…。
「あぁ、ごめん起こしちゃった?大丈夫、俺の目覚ましだから」
「ホッ…そうですか良かったです」
そして扉を開ける。ルナちゃんは昨日あげた服を着て待っててくれた。そして
「おはようございます」
ニコッと笑ってこちらを見る。気を抜くと倒れそうだ…可愛すぎる…。
「おはよう」
言われたからには返さなければならない。そして朝ごはんの支度を整えるため足を運ぶ。
「今日もルナちゃんは黒島さんからの賄いがあるんだよね?」
「えっと…あっ…はい!そうです!黒島さんからの賄いがあるから大丈夫です!」
さてはルナちゃん、黒島さんの名前忘れてたな…悲しむぞー黒島さん…
ふと窓の外を見る。晴れ間は見えるが、遠くに雲が見える…
「今日は一雨来るかもな…」