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国王陛下との面会

アルフレッド国王陛下はとても威厳にみちた人で本当にこの人がアイドルなんて言い出したのかしらと疑ってしまうくらいちゃんとした人だった。「陛下お久しぶりでございます、この度は私めの事で国の軍を動かすまでの騒動となりご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。この場をお借りして謝罪させていただきます」そう私が陛下の前にかしずくと陛下は穏やかに謝らなくても良いと伝えてくれた。「今回の事件は王国側にも至らぬところがあった、むしろ謝らなくてはいけないのは私たちの方だ」と陛下が頭を下げようとしたので慌ててとめた。「陛下おやめください。先日レオン王太子殿下にも直々に我が家へいらっしゃって頂き謝罪のお言葉を賜りました。国王陛下と王太子殿下の2人に謝罪されるのはあまりにも恐れ多いことです」陛下の視線が私に向けられる「レオンが選んだだけのことはある、聡い子だね。普通の人なら私に頭を下げられるなんて機会を得たら喜んで下げさせるだろう。」そうかしら?国王陛下に頭を下げさせたい人なんてこの世にいるのかしら?と不思議に思う。「今日そなたを呼んだのはこれからのアイドルとしての活動について直接意見を聞きたかったからだ、私の一存で国のプロジェクトとして進めてしまったからな、令嬢たちが断りづらかったことも知っている。あんな事件にあった後だからもしそなたが続けたくなければ辞めてもよいと言いたかったのだ」と優しく伝えてくれ、国王の誠実な人柄にとても心をうたれた。「陛下の暖かいお言葉感謝いたします。私はアイドルとしての仕事を続けたいと思っております。アイドルとして活動することで今まで会えなかったような人たちにも出会えました、私の人生が輝かしいものと思うことができ始めたのもこの仕事のおかげです。私にどうか続けさせてください」恐る恐る陛下の顔を見るととてもホッとした顔をしていた。「良かった〜〜〜これで辞めますって言われたら国民になんて言おうって不安だったんだよ〜〜」ん?キャラが崩壊していらっしゃいませんか?さっきまでの威厳のある口調と姿勢が台無しだ。「君はグループの一番人気だし、君のグッズが一番収益あるし、君を一目みたいファンのために開催する君のソロイベントのチケットの倍率はとんでもないことになるぐらい大人気なんだよ。正直私なんかより国民に勇気や希望を与えている君がグループを脱退してしまったら民の暴動が起きるんじゃないかと思って不安だったんだよ〜」と国王陛下というよりアルフレッドおじちゃんの方がしっくりくるような話し方である。というかグッズ売ってたんだ、そして確かにゲームの世界でもスノウは国民に大人気だった。それでスノウを応援する一部の過激なファンが主人公に嫌がらせの手紙を送ったりして、スノウは何も悪くないのにレオン殿下からの評価が下がってしまうのよね。

「君に出演してほしいという依頼もたくさん来ていてね、君の体調の回復を待ってから仕事を再開させよう。学園にも今まで通りかようのかな?」と陛下に告げられて思いだした。そうだゲームでスノウたちはアイドルの仕事だけではなく、貴族階級の血に受け継がれる魔法の力をコントロールするための学園にも通っていた。確かスノウとレオン殿下と主人公は同じクラスにいた気が、、「もちろん学園ではレオンに君を全力でサポートさせよう。」やっぱりね〜〜

「陛下の御気遣いありがとうございます。学園にも今までのように通いたいと思っております」そうかでは学園長にも君が滞りなく復学できるよう伝えておく。「ありがとうございます。では私はこれでー」と退出しようとしたら、扉をたたく音が響き入ってきたのはー

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