1/13
第1話
ごくごく普通の高校に通う、俺。あ、名前は「鈴木 大和」って言うんだ。変な名前……そんな事より！ある日起きたら目の前に、可愛い女の子が立ってたんだよ！その女の子は「魔王が地球に来て、地球を滅ぼす」とか言うんだ。それで、なんやかんやあって俺はその女の子と世界を救うために、仕方なく、一緒に戦う事を決めたんだ。
ピリリリ、ピリリリと携帯のアラームが鳴っているのがわかった。いつも通りの時間にアラームがなる。
「んーっ……」と言いながら携帯に手を伸ばしアラームを止める。そして体を起こす。
目がほとんど開いていない状態で体を起こし、ゆっくりとまぶたが開いていく。ん？なんか影が見える…
ボヤけていた視界が鮮明に見えてくる。黒い影もはっきりと見えてきていて、肌色も目に見えた。人……？
「え…？お前誰…？」大和の目の前には、金髪の女がいる。腰には剣があり、白のクロップドTシャツ、黒のスカートを身につけている。……へそ出しの服だし、胸も結構ある。
「ようやく起きた、少年よ、待ちわびたぞ。我の名はエレナ。お主はなんというのだ。」とエレナという女が言ってきた。
「お、お主…？俺の事？…俺は…大和って言うんだけど…」
俺はそう言う。この子かわいいな……
その時、エレナは剣を抜き俺の鼻ギリギリのところで止めた。
「お主、敵ではないな？」エレナが目を細めながら見ている。
「ひいぃっ！て、敵！？敵なわけないだろ！とりあえず剣をしまってくれ！」両手を上げる。
エレナは剣を下げ、剣をしまう。
「ふうぅん…ならいい。敵だったら今すぐ抹殺したしたところだったが…」
抹殺って…何気すごい事言ってるぞ？大丈夫なのか？
「とりあえず…こうなった経緯を話そう…」とエレナが言う。座ると大和の前に座り、こうなった経緯を話しだす。
