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さよなら声優さん  作者: ぷLUトo
さよなら声優さん
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16年 夏 その3 「声優冥利」

 16年夏、第3回は「Re:ゼロから始める異世界生活」に出ていた声優さんについて書いていこうと思います。


 まぁ、自分としてはアニメのみの印象になるわけですけど、なんか意外でした。ああいう作風のものって「先に手を出してきたお前が悪い!」ドゴォォォン! みたいなものがアニメ化されるくらい人気なんだと思ってました。

 アニメの印象としては、なんというか、目の前の山積みになってるぷよぷよをリトライをしながらも少しずつ消していって、時には連鎖なんかもしちゃったりして、って順調に消していってたら、ある日突然山積みになった黒いぷよぷよがズドォォンって落っこちてきて「え?」ってなっちゃうわけですよ。なんとか連鎖で黒いぷよぷよを1列…2列…って消せたと思ったら、その上からまた山積みの黒いぷよぷよズドォォン! ってなってしまうわけですよ。「もう無理だよ、こんなの……消しても消しても、どうせまた黒いぷよぷよが落ちてくるんだ」ってなって目の前が黒いぷよぷよに埋め尽くされて……ってとこに必殺の「ゼ――

  



 さて、それじゃ声優の感想を書いていきますかね(苦笑)


 この作品のキャスティングを見て思ったのは、自分にとって理想の布陣だったなって事でした。

 声優が声優として呼ばれてる感があるし、新人がいて若手がいて中堅がいてベテランがいて大御所がいて、それでいてバランスよく全体的に見せ場があるっていうこの幅広さはすごく好きですねぇ。単純に一緒にやっててお互いにいい刺激になるだろうし、声だけでも世界観が広がっていくよね。

 もちろん、そういうキャラが多く出てくる原作があってこそなんですけどね。


 そんな中で主役を演じた小林裕介は、ホントお疲れさんでした! って思うよ。これだけ中身の濃いアニメの仕事は今後もう無いかもしれないですね(笑)

 それくらい多彩な声を作品に刻み込んでましたねぇ。見た目にも性格にも声が合っていたと思うし、キャラに溶け込んた、そのキャラの地声になってたと感じました。

 それに、アニメ1話分といっても、声に作品の重心が最もかかるなんてすごい事だよ。ってかそれこそもう無いよね(笑)


 そして、そんなもう無いような事を経験したもう一人である水瀬いのりも、多彩な声でもって作品に多種多様な花や、時には虹なんかも添えていたと思います。

 ああいう系統のキャラの声に関しては、もうセンスがズバ抜けてるよ。これで自分にとって3年連続で代表作が出来たわけで。しかも1年ごとにタイプは変わってるという……今、というかこれからも、かなり面白い声優の1人なのは間違いないなぁ。

 

 高橋李依はヒロインを演じてたはずなんだけど、アニメだけの印象だと最終的にちょっと薄くなるという……少し残念な終わり方でしたね。あともう1クールでもあればもっと色々出来ただろうにね。まぁ、しゃあない。

 声はキャラに合ってたんじゃないかと思います。それに、新鮮な馴染みのない声の方がこういった意欲作には良いと思います。キャラがしっかり確立すると思うし。

 ただ、単純に自分の好みじゃないという事と少し無理をした声だからか抑揚みたいなもんが弱かったかなと感じたかなぁ。まぁ演じたキャラ自体が落ち着いた感じなんで、そう考えるとやっぱり好みの問題なのかな。高橋李依の演じたキャラの中では一番良かったのは間違いないです。


 もうね、内山夕実がああいう形で出てきた段階でキャスティングへの安心感をおぼえたよ。この人はホントに、若手の中でも特に声優らしい声優さんだよね。

 なんというか、寒暖差の激しい役を見事にこなしてましたよね。寒も暖もすごく印象的で、そのギャップで心が凍てつきながらも震えるよ。でも、だからこそあの役がどういう存在なのか? ということが伝わりやすくなってたかなと思います。

 まぁ、どういう存在なのかは、自分はよくわかってないですけどね(苦笑)

 

 ここまででもだいぶ長くなってしまったけど、この作品は他の出演者の方もかなり良かったわけでして、ここからは自分の好みで、あと3名ほど挙げていきます。

 

 内山夕実を見て安心感を覚えたわけですけど、その後出てきた、新井里美を見てこの作品のキャスティングに安心したよね。今のこの時代において、この役を新井さんで来るか! っていうね。驚きでした。

 確かにこの役は新井さんがハマり役だと感じました。声を聴いただけでこの役の背景が見えてきて、どういうキャラかってのがすぐにわかる声になってました。

 なんだかんだ毎年面白い役やってるなぁ、ピンポイント声優って感じだなぁ。


 堀内賢雄は「ジョーカーゲーム」で主役やってて、ええわぁ~ってなったばかりなのに、まさか続けてこんなに良い役を見れるとは思ってなかったです。

 堀内賢雄さんも声を聴くことによって自然と演じた役の背景っていうモノを想像しちゃいますよね。きっとこんな感じなんだろうなってさ。

 んで、その役がこういう人なのかな? って思わせた段階でもう魅了されちゃってますよね。興味を惹かせてしまえば後はキャラが自然に伝わっていきますからね。いやぁ~渋いわぁ~。


 松岡禎丞は何か大きなストレスでも抱え込んでたんですか? っていうくらいはじけ飛んでましたねぇ~いやぁ~素晴らしかった(笑)

 夜に勝手に部屋に侵入してきて電球に異常興奮してるコバエみたいな、あのテンションの上げ下げは凄まじかったです。自分としては、うるさい方よりも静かな状態の方が面白かったかな。

 なんとなくだけど、ノリが一部のディズニー作品で出てくる悪役っぽいカンジで、わりと好みでした。

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