16年 夏 「ごきげんようで使ってたようなサイコロ」
前まで書いていた「声優さん」をそのまんま帰ってこさせたわけですけど、タイトルの方は「さよなら声優さん」となっております。
今の自分のひんやり感を表しておくのに「さよなら」でも付けておこうかな、と……。
……では、16年夏、始めていこうかと思います。
16年夏の一発目は「NEW GAME!」に出ていた声優さんについて書いていこうと思います。
まず、アニメの印象としては「そっんなトコ良いな~あったらいいな~」って感じですかね。
若い女性の多い戦場の血生臭さを氷山の一角程度とはいえ知っている自分としては、このアニメの映像はとても眩しい光景でした……(苦笑)
日笠陽子のやっている役が、昔、先輩に目をつけられてた事があって……ていうシーンもゆるふわぁ~ってカンジで仕上げてたけど、自分としては勝手に想像が膨らんでシンジ君ばりに「うわぁぁーー!」ってなるところだったよ。
女性しかいない場での集団の奴らは猫被んないからね。
猫そのものだからね。
獲物を見つけた時の反応がネズミをいたぶりまくる猫そのものだからね。怖いね。
なにが怖いって、いたぶっておきながら割と自由に動かさせて生かさず殺さ――
とまぁ、冗談はこれくらいにして…声優さんの感想を書いていきますか(笑)
あと、アニメの素直な印象としては社会人1年目の女の子が優しい先輩のいる素敵な職場で自分の好きな事でもあるゲームの仕事を楽しく取り組んでいく日々をゆるふわぁ~っと描いたものって感じですかね。
正直、印象が良かったって言えるのは日笠陽子くらいだったっすかねぇ。
なんつうか丸くなったよね~、日笠。この役を演じるのが昔だったら、けっこう角の目立つ感じになってた気がするよね。アクが強いというか、ね。その辺がこの作品では、特に感じる事もなく、後味がしつこくなくすっきりとした、仕上がりだったかと思うよ。この作品で最も人間味を感じられる、日笠陽子の声によってより感情に伝わってきやすいキャラになってたと、自分は思います。
ってか、今年見た新作アニメで日笠陽子の目立つキャラが居たのってコレが最初だったんだね……。脇役とかチョイ役では今季とかも結構見かけるけど、そういえばメイン級の役って記憶にないね、去年の「六花の勇者」まで遡るかも。そう考えると、去年の日笠と比べてもこの作品での日笠は、丸くなったわぁ~。
主人公役を演じた高田憂希を見るのは、この作品が初めてだったけど、まぁ新人やなぁってとこですね。新人で主役に抜擢されるだけあって声そのものはキャラにかなり合ってたかと思います。でもまぁ、自分としてはその辺ぐらいが魅力だったかな。
悪くは、ないんです…ただ、同じように主役が初見だった小澤亜李や木村珠莉とかと比べると印象は薄いよね。
何といいますか、演じたキャラが落ち着いた、精神的に安定してるようなキャラだったというのもあるんだろうとは思うけど、見た後に残った印象としてはずっと一本調子だったなっていう感じがしてしまったかな。もっとこうキャラの浮き沈みをくっきりして欲しいですよね、赤・ピンク・紫っていう違いじゃなくて、赤・青・黄色! って感じの方が自分としては好みなんでね。日常モノなら尚更、さ。
まぁでも秋の新作にもメインでやってるのがあるみたいなので、とりあえずはそこでもう一回見たいっすね。
茅野愛衣はなんか無難に感じてしまう事が多くなりましたなぁ……。
なんていうか洋食屋で煮込みハンバーグを注文したら厨房の方からチン! って電子レンジの音が聞こえて「アレ? 今のレンジの音?」ってなってる所に「おまたせしました」って煮込みハンバーグ持ってこられたカンジっすかね……ソースは作りたてアツアツで食べるとまぁ美味しいんだけど、グツグツしてるソースで巧妙に隠されているが、しかしハンバーグに疑惑が……まぁ、この辺でやめておきますか(笑)
それにしても今季メインでよく見かけますね、忙しいとペース配分をしっかりつけないといけないだろうから、こういう事が多くなってもしょうがないけどさ。
後は、戸田めぐみと朝比奈丸佳が割と面白かったかなぁ。声でキャラの特徴が分かりやすくなってたかなって気がするよ。二人ともこの作品が初見でしたけど、次につながってもよさそうなキャラの声になってたんじゃないかと。
今季の動画工房さんは話の流れもあったろうけど経験をしっかりと積んだ人を入れてくれてて、おかげで自分としては見やすくなってたと思います。
春の動画工房制作「三者三葉」の時は、新人ばかりで残念ながら見れなかったんでね、ホントせめて「ゆるゆり」の時みたいに中心メンバー以外の同級生に人気の若手とかしっかりした中堅を起用してくれればと、今でも思います。今後も幅広い声の日常モノを期待しております。