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遠く近くの彼方此方  作者: 冬月 裕也
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第2章 奇談

どうやら学校に取り残されたみたいだ。

どうしようか?帰ったらなんて親に弁解しよう?

それにしても学校のセンセイどうして僕に気が付かなかったのだろう。

どうやって外に出よう?

1階のマドを開けて外に出るか?

いや、ダメだ。 1階の窓は防犯のために特別鍵が内側からもトケナイようになっている。

2階から出ればマチガイ無くけがを するだろう。

仕方ない、寒いがここで一人、朝を待とう。


モチロン ネケツズ


いつに間にか時計は弐時を指していた。

用を足しにトイレに行くことにした。

スッキリした面持ちで休んでいた教室へ帰ろうとする。トイレはコの字をした校舎の端にある。

其処から帰る途中曲がり角を曲がったところ、異変に キズイタ。


足音が妙にヒビク


明らかに誰かが自分の足音のチョウシ に合わせて歩いてクル

それは後ろからの音だった。

怖くなって夢中で走り出した。

コワイ コワイ コワイ コワイ



するとまた変化にキズク



ショウメンノマガリカドカラアシオトガスル

ついに参って近くの教室に入りこみ窓に擦りつきながらイッショウケンメイ叩いた

廊下の両方からアシオトガ近づいてくる

ヒビが窓硝子に入る


足音がしない。

ふと、安心したのもツカノマ・・・

黒い頭が長い髪をダラリト逆さまにしながら窓の鏡の向こうからこちらをミテイル


窓の中のかをが青ざめた


次の日、力なくだらりと横になり、もう冷たくなってしまった少年が見つかった。











































ダレモボクニキズカナイ



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