用語解説その2
◆◆組織について
WG――ワールドガーディアンの略称。日本では以前から”防人”と名乗る集団として存在。マイノリティと、一般人との架け橋になるのが理念。
世界各国に支部が存在し、現在は十人の運営委員による合議制で組織運営を行っている。
WD――ワールドディストラクションの略称。その存在はかなり以前から噂をされていて、世界を影から支配してきたとも云われる秘密結社。その構成員はWGには及ばないまでも、やはり世界規模の組織であり、油断できない存在。
その理念はマイノリティである事の肯定と開放。
その力を自由に使う事、自分に素直に生きる事を推奨していて、所属する構成員は犯罪に手を染める者が多数を占める。
ギルド――世界中の犯罪者ネットワーク。前身はある国家の諜報機関ともされる。
NWE――ニューワールドエネミーの略称。
その名同様、新世界の敵を自称し、旧世界の住人である一般人の絶滅を掲げる云わばカルト集団。
理念は、完全なる世界の変革。
メンバーは様々で、WGやWDにも賛同者が増えつつある。
藤原コンツェルン――由来はかの藤原氏で、その末裔が設立した巨大企業グループ。日本の歴史の影に常にいたとも云われ、その権力は計り知れない。
九頭龍の設立にも深く関わっており、実質的な支配者とも目される。
◆◆舞台
九頭龍(Nine dragons)――元は福井県嶺北地方だった自治体を、国の政策により統合。一つの経済戦略特区として誕生した地域。
様々な経済政策により、世界中から企業を誘致。
今や日本で一番勢いのある場所となった。
シンボルマークになりつつなる、巨大タワービル群から、いつしか”塔の街”とも呼ばれる。