キャラ紹介
二話も終わったので、ここで主要キャラの紹介をば。
星城聖敬
通称 激怒の爪――ラースストライク
異能 肉体操作能力による人狼への変身。
年齢十六才。
身長一七四センチ。 体重六十キロ。
市立九頭龍学園高等部の二年生。
頼まれた事を断りきれない性格。
それまでは、良くも悪くも目立たない学生生活を送ってきた。
幼馴染みの西島晶の事が気になっている。機会があれば告白したいとも思っていたりする。
その事を親友である田島一によくおちょくられ、進士将には呆れられながらも楽しく学生生活を送っていた。
だが、ある事件に巻き込まれた事でマイノリティとして覚醒。イレギュラーを身に付ける。
その結果強力な戦闘能力を得るが、その時の感情により暴走の危険を孕んでいる。
現在はWG九頭龍支部の協力者として、様々な知識と、イレギュラーの制御の日々。
イレギュラーの結果として変身しなくても、常人離れした身体能力を持ってしまい、体育の授業が苦手だったりする。
ちなみに、辛党。
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田島一
通称 不可視の実体――インビジブルサブスタンス
異能 精神感応能力及びに超感覚の合わせ技による虚像の構築。
年齢十六才。
身長一七〇センチ。 体重六十二キロ。
市立九頭龍学園高等部の二年生。
星城聖敬の親友にして、WG九頭龍支部に所属するサポート要員。
普段は、暇さえあれば周囲の女子を口説こうとしては玉砕している。
髪を明るい茶髪に染め、わりと派手目な外見をしており、いつもヘラヘラしているので一見すると軽薄な性格だが、聖敬の事を常に気にかけていて、彼が暴走しないように支えている等、義理堅い一面もある。
彼の場合、マイノリティには物心付いた時には目覚めていたらしく、ずっとWGに所属しているらしい。
イレギュラーの適性上、戦闘能力は決して高い物ではないが、それを補えるだけのクレバーさを有している。
◆◆◆
進士将
通称 不確実なその先――アンサーテンゼア
異能 超感覚による相手の遭遇する可能性の予測。
年齢十六才。
身長一六八センチ。 体重五十八キロ。
市立九頭龍学園高等部の二年生。
星城聖敬の親友で、WG九頭龍支部に所属するサポート要員であり、また日本支部から送られた連絡員でもある。
眼鏡を愛用し、パソコンをいじっている事が多く、一見するとオタク。地味な印象を与えるが、一度認めた相手、特に田島に対する信頼は厚い。
彼のイレギュラーはその適用範囲があまり高くないので、その精度を高める為に対象の事をよく知る必要がある。
それもあり、人間観察が趣味であり、日課でもある。
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怒羅美影
通称 ファニーフェイス
異能 自然操作能力による炎を精製する炎熱能力者。
年齢十七才。
身長一六九センチ。 体重四十九キロ。
B八十六 W六〇 H八十四 らしい。(田島見立て)
市立九頭龍学園高等部の二年生。
今学期になってからの転校生。
そのインパクトある名前に負けない位の”ファニー”な少女。
腰まで届く黒髪に眼鏡(伊達)をかけ、普段は地味な印象だが、元の容姿の良さも手伝い、わずか一週間で高等部のアイドル的な存在で、ファンクラブもあるらしい(責任者は何気に進士)。
告白された事も数多く、討死した男子は多数。更に女子人気も高く、同じく告白される事多数。
性格は真面目で、一見大人しそうだが、”ドラミ”と呼ばれると激昂。物凄い暴れっぷりをするので、今ではそのあだ名を平然と呼べるのは武藤零二のみ。
西島晶とはあっという間に仲良くなり、今では放課後のスィーツ巡りの相棒である。
その正体はWGでも有数の”炎使い”で本来は単独での遊撃を専門とする戦闘員なのだが、WG九頭龍支部に移動してきてからはとある”特殊任務”についているらしく、滅多に支部にも姿を見せない。(だから未だに聖敬は彼女の事を知らない)
田島曰く、「九頭龍支部のエース」らしい。
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家門恵美
通称 最速の射手――ソニックシューター
異能 物質創造能力による銃の精製。
年齢二十一才。
身長一六三センチ。 体重四十六キロ。
B八十一 W五十七 H八十二 との事(田島見立て)
表向きは九頭龍学園の事務員で、実際にはWG九頭龍支部副支部長。元々、WGの前身だった自警団”防人”の一員でもある。
黒髪のショートカットにパンツスタイルが特徴。
極めて真面目な性格で、融通はあまり利かないらしい。
元々、裏社会に関わっていたらしく、一般常識に疎い部分もある。
実年齢よりも若く見える為か、九頭龍学園でかなり人気がある。
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井藤謙二
通称 穏やかな執行者――コームパフォーマー
異能 自然操作能力による毒物生成能力者。
年齢二十三才。
身長一八〇センチ。 体重五十二(本当は七十一)キロ。
WG九頭龍支部の支部長であり、表向きは九頭龍学園の教師。
病的に痩せていて、顔色も悪い。(自分のイレギュラーを応用して、一般人には健康そうに見える)
元々は九頭龍に住んでいたが、十年前に唯一の身寄りだった兄を失い、(実は解体者と防人との対決に巻き込まれた為)その後は防人の面々に面倒を見てもらっていた。(勿論、マイノリティ関連は伏せて)
そのままなにごとも無く生活していたが、三年前にとある出来事をきっかけにマイノリティとして覚醒。
その後は正式にはまだ発足していないもののWG日本支部所属の戦闘部隊の一員にまでなる。
半年前に友人だったエージェント”ガントレット”を失った事で戦闘部隊から除隊、犯人捜しをして各地を巡っていた所、九頭龍支部の支部長の要請が来る。同時に兄の本当の死の原因も知る。
彼の生成する”毒物”は意識していないと、周囲を殺戮しかねない危険なシロモノなので、普段は自身の体内に封印している。
その結果が見た目に反映されている。
だから、イレギュラーを解放すると本来の姿に戻っていく。
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九条羽鳥
通称 平和の使者――ピースメーカー
異能 不明。様々な噂がある。
年齢二十代後半?
身長一七〇センチ。 体重四十九キロ。
B八十八 W五十八 H八十七。
WD九頭龍支部の支部長。一説ではWD最高幹部の一人ともされ、日本全体のWDに影響力を持つともされる。
詳しい素性には未だ謎が多く、これまでに何度も死んだとも言われている。
日本中に様々なコネを持っており、WGにもパイプがあるらしい。
更なる噂では、”九頭龍”設立にも関わっているともされる、とかく謎の多い女性。
◆◆◆
武藤零二
通称 深紅の零――クリムゾンゼロ
異能 自然操作能力による炎熱能力者? とされている。
年齢十六才。
身長一六七センチ。 体重五十八キロ。
市立九頭龍学園高等部の二年生。
ツンツンと針ネズミみたいに尖った短髪に、上は右肘までのシャツ、下は左側膝下までのズボンという――特徴的な服装をしている、所謂”不良少年”
見た目通りにガラが悪い問題児。
イジメ等の行為が虫酸が走る程に嫌いで、現場に居合わせると、いじめっ子を撃退する。そういう経緯もあり、一部の男子から意外と人気があったりする。女子も同様。
好戦的な性格で、”強い相手”と戦うのが一番の楽しみ。
WD九頭龍の戦闘専門のエージェントだが、命令違反は数えきれず、更にそもそも気に食わない任務を受けなかったりするので、一部の幹部やエージェントからは排除要請すら出ているが、頭抜けた戦闘能力と上司である九条がとりなしている為か、今の所、事なきを得ているらしい。
単純バカだが学校の成績は意外と上位だったりもする。
ちなみに、かなりの甘党で昼食は時折、自炊だったりもする。
こんな連中です。