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ただの幼女と交わす三つの決まりごと

『ひとつ、あいさつをちゃんとすること』
『ふたつ、つらいことがあってもなかないこと』
『みっつ、せかいがほろびることをうたがわないこと』
 別に、趣味が無いわけでもなく。良いも悪いも何もかもに染まる程の度胸は無くて。議論を交わす熱意も、かと言って全てを受け入れられる要領も無い。そんな色々と中途半端な僕が出会ったのは、パンツ姿の幼い少女だった。
「スカートは、無くしたの」そう言った彼女のランドセルはぼろぼろで、瞳は死んだ人形のようで――僕は、怖じ気づきながらもその隣に座り込んでいた。

 その女の子は、異常なんかじゃなかった。世界の終わりを信じている、ただの子供だった。だからこそ、僕は彼女の隣にいた。たぶんそれは、ただそれだけのことだったのだと思う。 【会話しない会話劇】そんなものがもしあるとするならば、きっとそれは――
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