ゴキジェットの正しい使い方【ゴキブリ対抗法初級編】
夜中に突然寝室でデカいゴキブリに遭遇して、寝不足になってしまった私です。そこでふと思いついて書いてみました。役に立てば幸いです。
ゴキジェットとは、アース製薬のゴキブリ用家庭用殺虫剤です。
ゴキブリに遭遇したらどうするのか。退治しようとする方が多いかと思います。
しかし、実際遭遇する頻度はそれほど多くはなく、遭遇しても他の人に退治してもらうことが多い。ゆえに、どうやって退治すればいいのか分からない方は意外に多いのかもしれません。そんな方のために、ゴキブリ退治に使いやすいゴキジェットについて、その効果的な使い方とタブーを紹介しようと思います。
ちなみにこれは私の経験則からのものなので、ゴキジェットの使用方法には書いてありません。
ゴキジェットは殺虫剤の一つで、薬品を霧状に噴射します。ここでよくやる間違いは、近すぎる距離から噴射してしまうことです。できるだけ多く吹きかけるために近いほうがいいんじゃないの? と思う方が多いようですが、ゴキジェットの有効な距離は噴射口から約三十センチです。
よく治療用に使うスプレーなどはそんなに遠くから使ったりしませんが、同じように考えてはいけません。ゴキジェットは言わば毒ガス噴射装置です。できるだけ多く吹きかけるのではなく、できるだけ多く吸い込ませなければなりません。あまり近くから噴射すると、動き回るゴキブリに吹きかけ続けるのは難しいし、液体状のままゴキブリの甲殻に付着してしまうだけであまり効果を得られません。さらに、地面などからガスが跳ね返ってくると人間が吸い込んでしまう恐れがあり大変危険です。
ゴキブリに薬品をより多く吸わせるためには、それが気体状である方が良いです。ゴキジェットから出てくる白い霧はまだ液体状のものであり、それが気体状になるのは噴射口から出た白い霧が見えなくなるところです。そして、その距離が噴射口から約三十センチなのです。
ノズルを付ければ、片腕の長さも足して自分の体とゴキブリとの間に少なくとも一メートル二十センチ程は距離を取れます。これならゴキブリが苦手(まさか好きな方はまずいないでしょうが)で、一人暮らしの方でもなんとか退治できるのではないでしょうか。
ここでタブーです。実はタブーと言うほどのものではないのですが、これをやってしまうとトラウマ級の経験をしてしまう恐れがあります。それは、壁などの高い位置にいるゴキブリに近付くことです。
ゴキブリを退治しようとして、ゴキジェットを使おうと近寄ったら、ゴキブリが自分に向かって飛んできたという体験をした方はおられませんか?
よく「ゴキブリは狙ったように人間に向かって飛んでくる」と、表現されますが、これは間違いです。正しくは、「ゴキブリは狙って人間に向かって飛んでくる」です。
これは、実はゴキブリにはあまり飛翔能力がないからです。ですから、ゴキブリは高いところにいてもあまり長く飛んでいくことができません。しかしそこに人間が近付くと、ゴキブリからは人間の頭がちょうどよい着地地点に見えるのです。ゴキブリを高い位置に見つけたら、まずは落ち着いて降りてくるのを待ちましょう。自前で簡易の盾を作るのもいいかもしれません。
さて、ここでは効果的な使い方とタブーを一つずつ紹介しました。しかし、まだあるのかもしれません。他にも知っているという方がおられましたら、私も是非話をお聞きしたいです。
もちろんゴキブリの対処法はゴキジェットだけではありません。私は自宅ではゴキジェットを使いますが、私の父は熱湯を使って楽しそうにゴキブリ駆除をします。
突然ゴキブリが出てきたときのために、たまには色々考えて備えておくのもいいかもしれませんね。