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第十幕 修羅場…勃発!

え〜、蘭に殴られた頭まだがガンガン痛む訳で…オレが意識不明の重体未遂の状態の時に神田あすかの発言がこれから特にオレへの波乱を呼ぶらしくて…ども、波瀾万丈、武蔵ムサシがお送りいたします。


「ん〜、ムサシを迎えにきた♪ 」

神田あすかは確かにそう言った。オレを迎えに来たと…? ん、迎えに来た?何故に?

「迎えに来たって、どこにムサシ連れていく気よ、あすか! 」

「ん〜決まってんじゃんか!僕の本家に婿入りしてもらおうと思って♪ 」

「「む、婿入り〜!? 」」

オレと蘭は口を揃えて叫んだ。てか叫ぶしかないだろ、急に婿入りしてもらおうなんて言われても困る。まだ会って一日目だぞ、オレ達。

「ムサシ、良かったなみんなに愛されてて」

「翔よ、その無慈悲な言い方を止めてくれ」

このままじゃ愛されてんだか平穏な人生邪魔されてんだかさっぱり分からんぞ、オイ。

「わ、私はムサシの婿入りなんて認めないからね!ぜっ〜〜たい認めない! 」

「蘭に認められなくてもムサシは僕の旦那さまになってもらうから、ねームサシ! 」

「い、いや…急に言われてもよ、アハハハハ…ハァ…」

苦笑いも最後にゃため息に変わる。何なんだ、この展開。どうなんだ、オレ?

「それにさ…」

あすかの顔が裏の笑みに変わる。ただ、まわりの男共の、おぉ〜などと歓声が飛ぶのには理解できない。

「別に蘭とムサシってそんなディープな仲じゃないんでしょ? 」

「そ、そ、それは…」

「ディープな仲じゃないんだったら僕の邪魔をする理由なんて無いじゃない、僕はムサシを愛してる。十分な理由でしょ? 」

「あ、愛してる? オレをか…」

いきなり、愛の告白されても困るんだか…

「と、いう事でこれからいつも一緒だからね、ムサシ♪ 」

「……めない、認めないわ…絶対に認めないから! 」

と怒り心頭の蘭は近くにあった級友Dの机を破壊の鉄拳で真っ二つに破壊するとギロッ、とべたべたくっ付くあすかと多分、嫌な顔をしているのだろうオレを睨み付けた。

「命に換えても…オマエヲツブス!! 」

「来なさいよ、麻蔵蘭ッ!! 」

…あっ〜、これはもしかして修羅場というヤツではないのですか? 三角関係か? …ぶっちゃけ、あんまり巻き込んでほしくないなぁ…


と、言う感じでオレの人生最大の恐怖が本格的に幕開けした訳で…って、継続系かよッ!


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