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96.時刻表(3)

「質問があります。」

「はい、なんでしょうか。」

「時刻表の東京近郊区間のところに『標準時刻』って書いてあるけど、これってどういう意味?」

「この時刻は標準なので多少前後することがあります、っていう注意書き。」

「『(なん)(なん)日はこの時刻に変更』って注意書きが良くあるけど、東京近郊はいちいち書かない的な?」

「それとは別。列車は駅ごとに出発や到着、あるいは通過の時刻を決めて、それに従って運転するよね。」

「うん。」

「ところが、そうじゃない場合があるんだ。」

「まさか時刻を決めてないとか?」

「そのまさかです。」

「え?どうなってるの?」


「朝、中央線の快速って2~3分間隔で走ってるじゃない。」

「うん。それだけ走ってても混んでるんだよね。」

「でさ、どの電車に乗っても基本的に所要時間ってそんなに変わらないでしょ。」

「同じように運転する運転士さんって凄いと思うよ。」

「そう。その技術があるから『標準的に運転した場合の各駅の発車時分』ってのが作れる。」

「じゃあ今度は逆にその標準をもとに時刻を決めてるってこと?」

「そんな感じ。で、出発時刻って始発の駅と途中の主要な駅しか決めてないんだよ。」

「じゃあ、それ以外の駅は?」

「時刻が決まってる駅の出発時刻と、各駅までの標準の運転時分とを使って、計算で求めてる。」

「意味深かった。そうやってできたから『標準時刻』なんだ。」

「そして、この時刻はあくまでも標準だから、前後することもありますって注意書き。」

「前後ってどのくらいなんだろう。」

「せいぜい標準の±(プラマイ)1分程度には収まるはずだよ。」

「やっぱ運転士さんスゲー。」

「最初みつけたとき『標準時』って読み間違えちゃった。」

「グリニッジは関係ないね。」

「国際線のページじゃないもんね。」

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