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95.非鉄(5)
「トモはイヌ派?ネコ派?」
「ネコ派かな。ってかイヌ苦手なんで消去法で。」
「イヌ苦手なんだ。」
「近くに来られると、無いはずの背中の毛が逆立つ感覚がある。」
「え~?そこまで?」
「ナオは?」
「俺もネコ派。」
「へえ、なんとなくイヌなイメージしてた。」
「そうなのかな?」
「ネコっていうと、駅長ネコって結構あちこち居るよね。」
「今度行く予定の『和歌山電鐵』で会うのが楽しみ。」
「僕は、他のでも良ければ、実はニワトリ派。」
「ニワトリ?」
「伯父さん家で飼ってる。」
「へえ。」
「白色レグホーンの雄鶏なんだけど、クワ~って鳴きながら駆け寄ってきて凄く可愛い。」
「それ、威嚇されてんじゃないの?」
「そんなことないよ。まあでも、見知らぬ人とかイヌとかネコとか来ると吠えるけど。」
「え?ニワトリだよね。ネコにも?吠えるの?」
「それこそ威嚇の声上げるよ。だから番犬ならぬ番鶏とか番鳥の地位にいる。」
「番長?」
「伯父さんところで最強の生物だよ。」
「ニワトリ駅長とか居ないのかな?」
「居ないんじゃないの?騒々しそう。」
「抱っこしてあげると大人しくしてるけどなぁ。」
「えっ、想像できない。」




