72.ロープウエー(1)
「トモはロープウエーはどうなの?」
「一応は対象外にしてる。だけど機会があれば乗る。」
「なんか微妙な言い回し?」
「ロープウエーは鉄道事業法に『鉄道事業』とは別の『索道事業』として書かれてるんだ。」
「鉄道じゃないけど鉄道事業法?」
「そう。ちなみに『索道』は綱とか縄を意味する『索』に道と書く。」
「見事な直訳だ。」
「ロープウエーの場合は車両じゃなくてゴンドラっていうじゃない。」
「うん。」
「あれ、法令では運搬の搬に器と書いて『搬器』って言うんだけど、いろんな形があって面白いんだよ。」
「ああ、普通は片腕でぶら下がる感じだけど、箱根とか横浜は両腕でぶら下がってるよね。」
「うん。そういうのもあるし、二階建てとか、2つつながりとか、色も形も種類が豊富。」
「楽しそうじゃない。」
「ただ、ありすぎるんだよ。」
「そう?」
「気付いてないみたいだけど、スキー場のリフトも索道だからね。」
「うわ、一気に増えた。」
「そんなのまで含めたらどれだけあるか。しかもあれって寒い冬しか営業しないんだよ!」
「ああ、制覇のためにスキーとかスノボを始めようとか思いそうにないね。」
「するわけない、寒いし。運動神経死滅してるのは自覚あるし、寒いし。」
「高所恐怖症ってことではないよね。」
「ほとんど残ってないと思うけど、ロープに付いた器具に引っ張られて、自分のスキー板で滑る『Tバー』とか『Jバー』ってのもあるよ。」
「それ面白そう。『ジップライン』とは違うよね。それこそロープでウェーイだけど。」
「それは完全な遊具です。動力装置もないでしょ。」
「一応聞いておくけど『バンジージャンプ』も含まれないよね。」
「当然です。」




