71.ケーブルカー(3)
「そういえばケーブルカーってサンフランシスコのが有名だったね。」
「道路の下に通したケーブルを掴んだり離したりして走るから、普通にイメージする方式とは全然違うけどね。」
「うん。それに見た目が路面電車な雰囲気だからちょっと忘れてた。」
「海外でも高低差の多い都市や山なんかでは、僕らが馴染んだ方式のケーブルカーが結構使われてるよ。」
「そうなんだ。」
「路面電車でも有名なポルトガルのリスボンとか、スイスの各地とか。」
「へえ。」
「パリのモンマルトルの丘なんてところにもあるよ。」
「今ネットで見てたら、ケーブルカーで検索したのにロープウエーが出てきた。」
「一部ではケーブルカーって言う場合があるそうだから。」
「ケーブルにぶら下がってるからってこと?」
「そうみたいだね。日本では区別してるけど。」
「そう言われてみればケーブルカーはどっちにもとれる言葉かも?」
「今ので広島にあった『スカイレール』ってのを思い出した。」
「少し前に廃止になっちゃったやつだ。」
「ロープウエーが風に弱いから、レールを付けて安定させるって発想だった。」
「ハイブリッド、ってかキメラ?」
「キメラは酷いと思う。扱いとしては懸垂式モノレール。だけどケーブルカーを懸垂式にしたとも考えられるなって思った。」
「その辺の境界って結構曖昧だったりする?」
・ ロープウェイ
・ ロープウェー
・ ロープウエイ
・ ロープウエー
「間違い探し?」
「どれも間違いじゃないよ。会社名とかで使ってるのは上の2つが多いかな。」
「そうかもしれない。統一はされてなんだね。」
「そう。前に調べたら公共放送では一番下を使ってるって。言いやすいでしょ。」
「ロープウエー。ああ、普通にそう言ってた。」
「英語の発音風だと一番上なんだって。でも文字どおり発音するとちょっと。」
「ウェ~イ!って、なんかカッコつけようとして失敗した人みたくなりそう。」




