70.ケーブルカー(2)
「それで、ケーブルカー、斜行エレベーター、遊具、と揃いましたが、さてトモはどこまでが守備範囲?」
「難しいです。」
「そうだろうね。」
「ほら、遊園地なんかにある電車とかの乗り物。ナオはあれ対象?対象じゃない?」
「あー困るね。だけど乗る機会があったら乗る。年齢制限引っ掛からなければだけど。」
「しかも、某夢の国にもだけど、伊豆とか福島とか、鉄道事業じゃないのに本物の蒸気機関車を使った本格的なものがあるよ。」
「何それ、気になる。」
「ケーブルカーも一緒で、鉄道かどうかってより、仕組みが面白いから、乗ってみたいからってのが先じゃないかな?」
「パチパチ。そのとおりだと思います。」
「鉄道かどうかなんて、どう届け出て作ったかの違いだけで、本質的なところは別にあるのである。」
「熱でもある?」
「ちょっと言ってみただけ。」
「そういえば斜行エレベーターって赤坂見附と半蔵門の間の連絡通路にあったっけ。」
「うん。」
「バリアフリー施設だから、本当は俺とか乗っちゃ良くないんだろうけど、でも思い出したら意味もなく乗ってみたくなっちゃうね。」
「なる。中央線の四方津駅の北側にあるっていう斜行エレベーターとかも面白そうだと思っちゃうしね。」
「業が深いね。」
「深いね。」
「たださ、旅館とかのは泊まらなくちゃ使えなかったり、しかも一泊が相当に良いお値段だったり。」
「むしろそういう理由で守備範囲が決められちゃう?」
「ケーブルカーの豆知識。」
「はい。何でしょう。」
「ケーブルカーは一定以上の勾配の場合コンクリート道床にしなければならない、って決まってたそうだよ。」
「へえ。あ、でも確かにバラストだと線路を支える以前に自分が崩れてきちゃいそうだね。」
「規制緩和で書かれなくなった条文だけどね。」




