表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/75

56.夜行(1)

「夜行の高速バスってたくさん走ってるんだね。」

「どこか行くの?」

「名古屋とか大阪とか。妄想旅行だけどね。」

「ああ、最近始めたやつ。」

「新幹線なら早いんだけどお金かかるし、移動で半日近くつぶれちゃうんだよね。」

「安くて、宿代が浮いて、時間も有効に使えて、ってのが夜行バスのメリットだから。」

「それでネットで調べてみたら、たくさんあったからびっくりしちゃった。」

「時刻表に出てるのだけじゃないからね。」


「これだけ需要があるみたいなのに夜行列車って復活しないのかな。」

「結構難しいと思うよ。一度やめちゃうと、何もないところから始めるのと変わらないことも多いから。」

「そうなのかなぁ。」

「まず、車両は何使う?ターゲット層をどうするかとも絡むけど、団体用の座席車でも良い?寝台車はもう無いよね、って具合。」

「それを用意するだけの手間と費用に見合わないってこと?」

「ナオが期待してるのって、以前走ってた『ムーンライトながら』みたいなのでしょ。」

「うん。そう。」

「でもさ、確か東京から大阪の高速バスって安い時は2,000円くらいまで下がったはずだよ。」

「うん。そんくらいの日があった。」

「その値段だとJRの運賃じゃ100キロちょいしか乗れないんじゃないかな。」

「えっと、一番安いのを2,000円として…。」

「JRだと学割使って2割引だから、逆算すると2,500円分まで乗れるよ。」

「値段が近いところで2,640円だと141から160キロ。東京からだと…、由比まで?静岡へも行けない!」

「バス安いんだよ。」

「ちょっと太刀打ちできないね。」

「高速バスを使うときはリスクも考えとかないとだよ。」

「渋滞とか事故ですごく遅れる可能性もあるんでしょ。」

「それもだけどイビキが凄い(寝息の大きな)人と乗り合わせると最悪らしい。」

「耳栓必須?」


「そういえば碓氷峠のトロッコ、今年は12月以降も運行するらしいよ。」

「あ、そうなの?でも、窓無いから寒そう。」

「積雪時は運休するって。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ