41.旅行記(1-7)
【ナオ】
モノレール浜松町駅では先頭車両の乗車位置で電車を待つ。
でも残念ながら、ここからポイントが動く様子は見えなかった。
そういえば動画は降車ホーム側からだったかも。
トモの勧めで各駅停車を待ち、運転席後ろの特等席に座る。
ただ、柱とか機器とか、そして日よけのスモークガラスで視界はかなり悪い。
発車の少し前にレールがこれから行く方向に切り替わるのが見えた。
モノレールは意外なほどアップダウンがあって、カーブも多くジェットコースターみたい。
視界はそれほど良くなかったけど、これもまた絶景だなと思った。
大井競馬場を過ぎたあたりで競走馬が居ないかと探したけど見つからなかった。
昭和島では待避線に入って快速の通過待ち。
こちら側のレールと繋がっていた前方のレールが、停車するかしないかのタイミングで通過側に切り替わり、前のレールが途切れる。
やっぱり不思議な気分。
やがて快速が通過して行くと、すぐまたこちらと繋がって発車。
トモによると最初に一旦こちら側に繋いでたのは、万一停車できなかった時のために備えているらしい。
是非とも備えておいてほしいと思った。
昭和島を出ると左手に空港が見える。
このあたりから何度かトンネルに入ったり出たり。
羽田空港の第1ターミナルから第2ターミナルへのカーブは暗くてちょっと見づらかった。
でも、ぐんぐん曲がってるのは体感できた。
【トモ】
モノレールは各駅停車を待つ。
この時間帯は空港快速と各駅停車が交互に来て、各駅停車は必ず昭和島で空港快速に抜かれる。
最初に来た各駅停車はロングシートタイプだったので見送った。
次が運転席の後ろに2人席のあるタイプだったので、ナオと並んでここに乗車。
非常扉の柱とか、運転席の機器とか、あとは日よけのスモークガラスで思ったほど視界は良くない。
でも発車の少し前に分岐器の動くのが見えた。
乗ったのは1000形、先頭6号車の1096号。
モノレール浜松町を12時55分に発車。
昭和島では空港快速の通過待ち。
分岐器が動く様子をじっくり眺める。
そうして空港の南側をぐるりと回りこんで13時23分に第2ターミナルへ到着。
「モノレール、こんな面白い乗り心地だと思わなかった。」
「眺めが良くなかったのは残念だったけど、各駅停車良かったでしょ。」
「うん。昭和島で目の前のレールがリアルに途切れたんで、わかっててもドキドキした。」




