22.レール(2)
「それじゃあ、レールクイズ、始めるよ~。」
「ぷかどんどん。」
「○か×かで答えてね。」
「うん。」
「じゃ第一問。レールは鉄でできている。」
「○。」
「ぶー。」
「躊躇ない。」
「モノレールにはコンクリート製のレールがあるよ。」
「あ~、そうだった~。」
「それと初期のレールは木で作られてたんだって。その辺の経緯はネットで調べると出て来るよ。」
「あとで、見てみる。」
「第二問。鉄道にレールは必須である。」
「これこそ○じゃない?」
「ぶー。連続不正解。」
「そうなの?」
「今は電気バスに変わっちゃったけど、立山黒部アルペンルートのトロリーバスは、法律上『無軌条電車』っていう鉄道だったんだよ。」
「軌条、つまりレールが無い電車っていう名前なんだ。」
「札幌の地下鉄、それから新交通システムなんかはタイヤで走るから、普通に思い浮かべるレールってのは使ってない。」
「その言い方だと、レールが無いわけではないの?」
「うん。色々な方式はあるけれど、走る方向を決める『案内軌条』っていうのを使ってるから微妙。」
「なるほどね。」
「では第三問。2本のレールで走る鉄道の場合、レールの間隔は一定ではない。ただし歪みは考えないこととする。」
「あ、これは知ってる。○でしょ。カーブでは広げるんだよ。スラックス?は違うね。でもそんな感じの。」
「ぴんぽん。で、スラックスじゃなくて『スラック』ね。」
「あ、そーだ。」
「一応解説しとくと、レールの間はもちろん一定の幅にしないとなんだけど、曲線の区間では車輪がスムーズに動くように決められた量だけ広げるようになってる。」
「それでは、後半の問題へ行く前にお知らせをどうぞ。」
「え?」




