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2.鉄道(1)
「『鉄道』って考えてみたら不思議な言葉かもしれない。」
「そう?」
「うん。だって鉄の道だよ。たとえば水道っていったら水が流れるでしょ。」
「ああ、確かに鉄道といっても鉄を流す?通す?ってわけじゃないね。」
「絹の道っていったら絹を運ぶ道だし。」
「う~ん。でも『鉄道』は英語だとアイアンロードじゃなくて、レイルロードとかレイルウェイだよね。シルクロード風に考えたらレールを運ぶことになるよ。」
「あれれ?そうだね。実は『鉄』って電車のことかな?とか考えたんだけど。」
「いやいや、普通に『レール製の道』って言葉でしょう。」
「はい。そうですね。」
「要は『道」って言葉の使い方だよね。えっと、材料?と組み合わせたのが鉄道、運ぶ対象と組み合わせたのが水道。」
「柔道とか剣道とかの『道』は?」
「それは別枠でしょ。『その道を極める』みたいな。なんていうか精神性?そんな感じの使い方じゃない?」
「乙女のたしなみの茶道とか華道とかもかな。」
「そうだと思うよ。」
「なら、乙男のたしなみで『鉄道』ってお稽古事もあるんじゃない?」
「無いよ。」
「戦車の道。」
「某アニメかい。」
「北海道は?」
「ぐぐってみれば?」




