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110.レール(4)
「ロングレール運ぶ列車の動画見て思ったんだけどさ。」
「なに?」
「積み荷のレールって良く曲がるもんだね。」
「だってさ、その下の線路も同じようにカーブしてるんだよ。」
「あ、それもそうか。」
「カーブが急なところとかはスピード落とすけど、あれで時速95キロくらいは出せるんじゃなかったかな。」
「レールってどのくらい曲がりやすいんだろう。」
「線路の左右方向の歪みを直す『通り直し』って作業があるんだけど。」
「うん。」
「マルタイとかの機械も使うけど、バールを使って人力で直す方法もあるらしいよ。」
「へえ。」
「何人かで『せーのっ!』って感じで動かすみたい。」
「だけどさ、駅の柱とか架線柱にレールを使ってるところってあるよね。」
「うん。水道橋駅のホームとか綺麗だよね。」
「あれがクニャ~って曲がったら困るよね。」
「そこまで曲がるわけでもないでしょ。」
「そうだとは思うんだけどね。」
「それにレールの底同士で2本を合わせて使ってたような気がする。」
「そうすると曲がりにくくなるのかな?」
「多分。」
「『レールがクニャ~』ってので、高圧鉄塔とかが怪獣の熱線で溶ける感じを思い浮かべちゃった。」
「あ、あんな感じね。それは嫌だね。」
「スプーン曲げってのもあったね。」
「超能力でレール曲げ?さすがにそれは無理じゃない?」




