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106.旅行記(2-1)
「それじゃあ、明日は早帰りしてグリーン車に乗るってことで良い?」
「うん。授業は無いし、学校に居てもナオと駄弁るくらいの予定しかないから。」
「俺の扱いが雑じゃない?」
「そんなことはないよ。電車の中でもナオと一緒に駄弁りたいな~。」
「適当に言ってるね。」
「適切に言ってるつもり。」
「こんなバカばなしをグリーン車の中でもするのはどうかと思うけど。」
「バカの自覚はあるんだね。」
「なに他人事みたいに言ってるの。トモも含めてだからね。」
「へいへい。」
「それで、おやつはどうしようか?」
「バナナはおやつに入りますか?」
「はいはい。言ってみたかったんだね。」
「僕の扱いが雑になってない?」
「お互いさま。」
「おやつはコンビニスイーツが良いです。」
「じゃ、駅行くのと反対側だけどあそこかな?」
「ああ、でも飲み物どうしようか。四ツ谷で乗り換えるまで持って歩くのも面倒だよね。」
「PETボトルか缶でしょ。なんならプラコップ持ってくるよ。」
「う~ん。でもどうせならあったかいの飲みたくない?」
「なら飲み物は四ツ谷で買おうか。」
「明日はお昼軽めにしとこう。」
「しなくても別腹で入るでしょ。」
「別腹だと思って安心してたらね、そのうち実体化してくるお年頃があるらしいよ。」
「それは恐怖だね。」




