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105.直通運転(1)

「ちょっと用事があって武蔵小杉に行ってきた。」

「あ、それで午前中は居なかったんだ。湘南新宿ライン?」

「混んでそうだから立川に出て南武線で行った。」

「そっか。南武線ってワンマン運転になってから遅れるって聞いたけど大丈夫だった?」

「少し早めに出たけど大丈夫だった。」

「それは良かった。」


「学校へは東急目黒線に乗って南北線経由で来たんだけどさ、武蔵小杉の駅って凄いね。」

「どの凄い?」

「行き先がさ、俺が乗ったのは浦和美園行きだったんだけど、同じホームでも西高島平行きに乗るとこっち来れないんだよね。」

「三田線にも乗り入れてるからね。」

「おまけに渋谷方面の行き先には西武とか東武の駅名が並んでるじゃない。」

「あー確かに凄いね。反対方向だと相鉄の駅も行き先になってる。」

「うん。そうだった。」

「電車も直通してる会社のがいろいろ来るからカオスだったんじゃない?」

「今居るの東急の駅だったよな?って確認しちゃったもん。」


「みんなどれ乗ったら良いか迷わないのかな。」

「間違えて乗ったら、どこ連れてかれちゃうんだろうって思うよね。」

「そうそう。」

「去年高崎でも平塚行きとか熱海行きとか見て妙な気分になったけど、あの時以上だったよ。」


「新宿でもさ、黒っぽい相鉄の電車が見えるといまだに変な感じする。」

「うん。場違い感が凄い。」

「逆に相鉄線で埼京線の電車を見るのも同じ感じなのかな。」

「そうじゃない?そのうち慣れるものなのかな。」

「どうだろうね。」

「慣れない色の電車が来ると戸惑うよね。」

「埼京線に来る相鉄電車とか、知らない人だと乗っちゃって構わないのか迷いそう。」

「バスもさ、ラッピングバスだと、どこバスか分からないことがある。」

「うんうん。」

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