103.会社名(2)
「確か大阪メトロも漢字だらけの社名だったよね。」
「それも時刻表に書いてあったはず。」
「『大阪市高速電気軌道』だ。覚えたそばから忘れそうだね。」
「あとさ、愛称は本当は『Osaka Metro』になってて、『大阪メトロ』は使ってなかったと思うよ。」
「たしかに、そう書いてある。」
「関連会社では日本語表記もあるみたいだけどね。」
「ところでさ、ここも高速電気軌道だけど、社名に高速鉄道とか使ってるところ結構あるよね。でもそんなに早く走ってる?」
「ああ、それね。高速鉄道っていったら新幹線じゃねって思うよね。」
「そうそう。でも、これだけ普通に使ってるってことは別の意味があるのかな?って。」
「うん。『都市高速鉄道』って考え方があるんだって。」
「『都市』が付くんだ。」
「そこがミソ。『高速度鉄道』なんて言葉もある。で、高速の比較相手が路面電車とかなんだって。」
「じゃあ、かなり昔の言葉だったの?」
「そうらしい。だから東京地下鉄なんかも民営化前に営団地下鉄って呼ばれてたそうだけど、正式な社名は『帝都高速度交通営団』だった。」
「うわ、『帝都』なんて付くほど古いんだ。」
「社名を含めて法律で決められた特殊法人だったから、民営化までその社名で残ったらしいよ。」
「そういえば、京王も帝都って付いてたんだっけ?」
「『京王帝都電鉄』って名前だったそうだよ。」
「こっちは何で変えなかったんだろう。」
「京王電気軌道と帝都電鉄が母体になったから、双方の社名を残してたみたいだね。」
「高速鉄道っていうけど地下鉄ってどのくらいのスピードで走ってるんだろう。」
「路線にもよるけど最高で時速60キロとか80キロくらいかな。でもカーブが多いとそこまでは出せないね。」
「乗ってると結構スピード出してる気がする。」
「トンネルで音が反響するからそう感じるのかもね。」




