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あたしが思う事

折原視点で話が進みます。

あたしは、どうしたらいいのか分からなかった。昨日の事が事実であるのならば、あの野球部は、無くなってしまう。

そんな事を考えていると、一人では何も出来ない無力さと、それでも何とかしたいと言う感情が渦巻き、あたしは気がつくと、職員室の前にいた。

今のあたしに協力してくれる先生は少ない、事情が事情な事もあり、あたしが大きく動けば、話は拡がり逆に、あの部の首を締めることになる。

そうなれば、頼れる大人は一人だけで、それは顧問の大村先生だった。

「大村先生、昨日の事、どうにかならない?」

「ど、ど、ど、どうにかと言われましても、事実は事実見たいですし……何とも言えません……ごめんなさいぃ〜、先生もあの部活の顧問として救いたいのは山々なんですが……」

その事もあたしは理解していた、無理を当然で、大村先生に相談をしている所もあった、あたしは、このやるせない気持ちを、どうにかしたいと言う感情とそれがエゴでどうにかなる事ではないという事も分かっていた。

「大村先生、無理言って悪かったわね?」

あたしはそう言いその場を後にしようと、先生に背中を見せ、退出をしようとしたが、私は大村先生に呼び止められた。

「あの……折原さんはどうして、そんなにあの部活の事を考えるんですか? 確か折原さんは前から部室には出向いていてそれは、鈴木くんの為だと聞いてます」

鈴木を助ける為に動き監視していた私が何故? それは傍から見たとしても分かる矛盾であった。

野球部が無くなれば私の目的は達成しあたしが部活を守る義理はなくなる訳だ。

だが野球部を守る答えは新しくあたしの中で出来ていた。

「それも、私の思い出だから、私が大村先生に言ったのと同じで、私は幼なじみの鈴木との、一つの思い出の場所があの、部室であたしはそれを胸を張って好きって言いたいからよ? だけどその場所が無くなったら辛いでしょ?」

「なんとなくわかる気がします……先生もゴッサムズが好きです、そしてそれは先生のお父さんとの大切な思い出だからで、それと一緒って事ですよね?」

「まぁ、そういう事ね?」

あたしは、大村先生にそう言い職員室を後にした、この事が、今後どうなるかなんて分からなかった、けれどあたしは何処かスッキリした気持ちをしていた。

「先生も、このプリントが終わったら部室の方へ行きますから」

そんな、大村先生の声にあたしは「じゃあ、廊下で待っとくから一緒に行きましょ? 先生」と返事をし職員室の前の廊下で先生を待つのだった。



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