プロローグ
みなさんは稲荷神社の起源をご存知だろうか。
景教ネストリウス派クリスチャンが作ったという説もあり、実はイエス・キリストを祀っているという話もある。
いわゆる日ユ同祖論である。都市伝説界隈ではよく囁かれているトピックでもある。
稲荷もIesus Nazarenus, Rex Iudaeorum
ユダヤの王、ナザレのイエスの頭文字。
『 I・N・R・I 』という説もあり、界隈では日々考察が繰り広げられていた。
今の稲荷神社はどう見てもイエス・キリストに関係がない。一体どこでどう道を逸れて現代のようになったのだろうか。
歴史の教科書で言われているように、ザビエルが初めてキリスト教を伝えたというのが真実だろうか。
都市伝説マニアの筆者はどうも納得がいかないが、やはり、景教ネストリウス派クリスチャンが建てた神社で仮説を立てる事にした。
現代のような稲荷神社になっているのも、日本国内で迫害を逃れる為、土着宗教と混じり合い、共存していたのでは無いだろうか。いわば元祖隠れキリシタン、古代隠れキリシタンとでも表現しようか。
もし、当時から隠れキリシタンがいたとしたら……? もし、現代にまでその信仰を貫いているとしたら……?
まあ、これは筆者の妄想だが、そう言った世界線のパラレルワールドがあっても不思議では無い。五次元世界のパラレルワールドでは何でもアリだ。信じるか信じないかはあなた次第。都市伝説にハッキリとした答えなど追い求めるのは野暮だ。
実は筆者は異世界へ入れる駅舎やトンネル、井戸などの噂をつかんでいる。実際に異世界に行ってしまった男の話などもインタビューした事だってあるんだ。
もし、そんなパラレルワールドが現存し、何かの拍子で現世と混じり合う……。
いや、この辺りにしておこうか。やはり日本で宗教ネタはタブーだ。今の話は筆者の妄想という事で。
そうだ、コンビニで何か美味しいものでも買って忘れるか。たまにはジャンキーな夜食でも食べても良いじゃないか。私は肉まんが大好きなのだ。
(都市伝説ブログ「この世の不思議夜話」第十九話・稲荷神社と日ユ同祖論編より引用)