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修学旅行1日前。

本日3話目!

今回は、事前に大バッグを送っておきます。

そのための荷物検査です。

昨日いじられたバッグはどうなっているのか?

それではどうぞ。

優月side


明日は修学旅行。

高校生活最後の…いや、最後ではないのだが…1大イベントだ。

そして、そこには必ず荷物点検がある…と言ってもうちの学校基本何でもオッケーだからほぼなんも取り締まること無いんだけど。

まぁ、そこは流れとでも言うべきか。

ちなみに、大バッグはそのまま一日目に止まる函館のホテルに送るらしい。


とりあえず、今は男女で並んで体育館にいる。

え、俺?男子の方にいるけど?

ちなみに俺の前に泰我がいる。

いやだってさ、俺荷物男子のやつにしてたんだよ?

別にここでいいじゃん。

そんなこと考えてる間に俺達の番が来たみたいだ。

俺達は後ろへ行く。





















「はい、皆さん荷物全部出してくださいね。」


と、男性の先生が言う。

その言葉に従い、俺はキャリーケースの中を見る。

…俺は、大きな見落としをしていた。


「…あ、忘れてた!?」


…思わず叫んでしまった。

そうじゃん昨日母さんが荷物いじったんじゃん。


…中にはいっていたのは、俺が用意したジュースや菓子などの他に、『女物』の服や下着。

ご丁寧にも生理用品を入っている。

…これもしかしなくても女子の方行ったほうがいいな。

俺は適当に近くにいた女性の先生に話しかける。


「先生、昨日母親が荷物いじって中身が女子のものになってたんで誰か先生呼んでくれません?」


と。

その時、


「どうしたんだ?」


と、泰我が俺のキャリーケースの中を覗き込もうとしてくる。

俺はそれを必死に遮った。


「あー!?ダメダメダメダメ!中見ちゃだめぇ!?」


ちょっと必死になってるため少し顔が赤くなりつつ、俺は泰我を懸命に押し止める。

そんな俺の頑張りも虚しく、泰我に中身を覗かれてしまう。


「…あ…」


泰我は何かを悟ったような顔をした。

あぁ…もうだめだ、おしまいだぁ…


「うぅ…泰我に汚された…もうお嫁に行けない…」


俺は泣き真似をしながら言う。


「いや、ごめんって。まさかそうなってたとは思わなくて。」


うぅ…悲しい。

あ、ほんとに涙出てきた。


その瞬間、森田先生が来る。


「え、えっと…どうしたんですか?」


先生はちょっと困惑しながら聞いてくる。


「うぅ…私泰我に汚されたんですぅ…」

「いや、んなことしてませんからね!?」

「え?中覗いてきたくせに?」

「え?中?あぁ。バッグの中…え、そんなことしたんですか?」

「誠に申し訳ございませんでした。」


あ、土下座した。

きれいな土下座だなぁ。


「ふふ…まぁ、これに関しては男子の方に並んでた優月くんも悪いんですけどね?」

「すいませんでした。」

「わかれば良し。」


一難去ってまた一難!ってか。やかましいわ。

その後、俺は森田先生に荷物点検してもらった。

その時に、


「明日は女子の方で検査受けてくださいね?」


と言われた。




















〜放課後〜


「いやぁ…まさか大バッグの中身が女子のものになってるとは…」

「ちゃんと確認しなかった優月が悪い。」


俺は今夏事一緒に帰っている。

いやぁ…いままでなんか委員会とかで帰る時間バラバラだったからさぁ…

久しぶりかもしれない。


「明日だねぇ。」


主語が抜けているが、修学旅行のことだとわかる。


「いやぁ…どうなるかな。」


俺は怖いよ…明日からどうなるんだよぉ…


「あ、私こっちだから帰るね!じゃあ!」

「うん。じゃね。」


懐子がT字路で右に曲がっていく。

俺の家はここを真っ直ぐだ。

はぁ…ほんとにどうなるんだろ。

主に風呂だがな!

はい。次回は修学旅行1日目です。

どのようなことが起こるのか、乞うご期待!

それではばいなら!

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