修学旅行6日前。
はい。本日2話目です。
深夜テンションってすごいですね。
修学旅行まであと6日…!
優月の運命や、いかに!?
それではどうぞ。
優月side
「…いやぁ…自転車いやぁ…」
俺は駄々をこねていた。
いや、部屋でだよ?
母さんに聞かれたら喝入れられるし。
「はぁ…下行くか。」
2日連続車という奇跡は無いと感じつつ俺はリビングへと降りていった。
「ねぇ、母さん。スカートで自転車漕ぐってどんな感じ?」
俺は気になって聞いてみた。
「え?とにかく動きづらい。」
そうかぁ…
「え?何?自転車で行ってくれんの?」
「え?車でいけんの?」
「いや行かさんけど。」
「でしょうねぇ…」
俺はコントみたいなんをやりたいわけじゃないんだがなぁ…
って、もう行く時間か。
駄々こねすぎたな。
「時間だから行ってくる。ほら、心晴。行くぞ。」
「えぇーはぁ~い。行ってきます。」
俺達は自転車で学校まで行った。
〜2-4教室〜
俺は教室にそそくさと入って席についた。
ちなみに、前の席は真耶、右隣は懐子。
そして右斜め前が泰我で、右斜め後ろが杉本だ。
後ろには席がない。
つまり、俺が実質的な一番うしろなのだ。
そして、一番窓に近い列。
この席以外に神席。
〜昼食〜
〜屋上〜
「いやぁ…昼ご飯になると絶対ここ来るよねぇ。」
と、俺は言う。
「まぁ。そうだな。」
と泰我が肯定するようにいう。
「わたしたち以外に何も来ないしね。」
と懐子が周囲を見渡す。
「ここが一番落ち着くんよ。」
と真耶が感慨深そうにいう。
「うん。うん。」
最後に杉本が頷く。
「さて…今日は、新幹線決める日だけど…なんか、案ある人?」
「バスと同じでいいんじゃね。」
「いや、そうしたら席余りまくるじゃん。」
「少しは考えなよ。」
「それが、じ・じ・つ。」
一人ひとりが思い思いに言っていく。
あ、杉本が泰我にアイアンクローされてる。
かわいそ…いや、自業自得だなあれは。
「いたたたたた!?ギブ!ギブ!」
あれは痛いわ。
「裁判長!判決は?」
と、真耶が聞いてくる。
仕方がない。乗ってあげようじゃないか。
「判決。有罪。」
あ、離した。
杉本…膝から崩れ落ちたよ。
仲間がいないから?
かわいそうに。
まぁ、そんなことは知らんがな。
「もうあれだろ。懐子、真耶で隣りに座って三人のところに俺と泰我と杉本で座ればオッケーだろ。」
「「それだ」」
と、懐子と真耶が同時に言ってくる。
少し考えたらわかるだろそんぐらい。
「ほら。行くぞ。教室。」
〜6限目〜
「はい。今日は、新幹線の座席ぎめをしたいと思いまーす。」
となんかテンションがムダに高い森田先生が言う。
『いぇぇぇい!』
結局湧くんかい。
「さて。パって決めてパって終わらせたいなぁ…」
結果。
見事計画通りの席を勝ち取れました。
ラッキー。
あとはもう帰るだけだぁ!
そして明日学校行ったら休みだぁ!やったあ!
〜神谷家〜
「女になってからどうだ?学校は。」
唐突に晩御飯のときに母さんが訪ねてきた。
「いや、前と同じだよ。特に変わってない。」
「そうか。ならいいんだが。」
ん?どういうことだ?
「(襲われてないならいいわ…)」
その志乃のつぶやきは誰にも聞こえなかった。
はい。新幹線の座席が決まりました。
次回は日常回の予定ですかね。
それではばいなら!