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Spin A Story 〜この理不尽な世界でも歴史好きは辞められない〜  作者: 小熊猫
第二章 “冒険者編〜霞たなびく六等星達を求めて〜”
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夢の続き

 ただ、誰かに認めて貰いたかった。




 ただ、誰かに幸せになって貰いたかった。




 ただ、誰かに愛されたかった...……。




 近くで誰かのそんな声が聞こえた。




 久しぶりにこの夢を見た。


 暗闇の世界で、身体が覚束ない感覚に陥る不思議な夢。


 何かやり残したこと、深い後悔、自責の念。


 とても切なく、胸が締め付けられるような思い。


 前よりも強く感じる何かを訴えかける誰かの願い。




 近くにいる誰かが、何かを呟いている。





「さ──────。──────け───。──────────を……」





 それは切実な願い。それは背負うべき使命。それは全ての希望。────の訴えが心に刺さる。




 目から溢れたその滴は何もない空間に落ちる。



 理由もない涙など存在しない。その叫びを──は()()()()()



 その時、暗闇の世界に一筋の糸のような光が差し込んだ。





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