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Spin A Story 〜この理不尽な世界でも歴史好きは辞められない〜  作者: 小熊猫
第二章 “冒険者編〜霞たなびく六等星達を求めて〜”
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ギルド本部

 それから歩く度に声をかけられ、たった一km程の道を歩くのに一時間はかかった。

 屋台の店主、昼間からお酒を呑んでいるのか呑まれているのかわからないような酔っ払い、近所の小さな子供まで…。

 身分や年齢を問わず様々な人がヨゼフに声をかけてくる。

 それだけ王都の人々に愛されている証拠である。




「ふぅ…やっと着いたな。ここがお目当ての場所だ」


「うわぁー…」


「……すっげー」


 人混みを掻き分けた先にそれはあった。

 そう、とりわけ目立つ存在が。


 王宮がどれほどの規模かは知らないけど、ここが王宮と言われても納得してしまう程の広大な土地にそれは建っていた。


 贅沢をこしらえた彫刻が来訪者を圧倒する。

 柱身には何の彫講フルーティングはないものの、円柱が高らかに何本も等間隔に設置され、その柱を結び合わせる豪奢ごうしゃな装いが施されたアーチ状の門塔ゲートハウス

 十数メーターに及ぶであろう門塔の先に立つ壁には曲面状の動的で華麗なデザインが散りばめられ、まるでバロック様式の建築を彷彿とさせる出立ちであった。

 ギルド…ここに世界中の全てのギルドを統括し、魔物を淘汰すべく立ち上がった創設者がいる。

  

 ただ、幾つかの疑問が生じる。ここまで建物をデカくする必要性はなんだ?

 これだけの装飾や煌びやかさを演出するなど、わざわざ国との対立の種を自らばら撒いているようではないか。


「いい趣味してるだろう? こんな立派なもん造ってどうかしてるぜ、本当によ。ま、中に入んな」


 この建築物を皮肉りながらヨゼフは先に足を進めた。


 重厚な扉を押した先に広がるは、さらなる驚愕が待ち受けていた。

 建物を支える柱の上には様々な姿勢を形取った天使像が、天界からこちらを覗き込むかのように、それぞれの柱に佇む。

 中でも目を惹くのは天井である。絵画が天井の中心に大きく据えられ、圧倒的迫力に立ち止まってしまう。




「あれは…戦車?」


 


 短くて恐縮です。ある建物について調べていたのですが、中々情報がなくて中世の建築の歴史や用語調べている最中です。

 建物の描写はそこまで多くはしない予定ですが、ある程度調べた上で書かせていただきたいと思います。

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