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勇者達とダンジョン

それでは今日もダンジョンにて総合訓練を行う




私達は、今タワー型ダンジョンに来ている、私たちが異世界に召喚されて1か月が過ぎ、今日も王国騎士指導のもとダンジョンで生まれる魔物相手に奮闘している




こらぁ!何度言ったらわかるんだ!あの魔物相手に火属性はダメだと




「すみません」




「どうしたカエデにルナ!お前たちなら楽に倒せる魔物だぞ!」




私たちは光の勇者パーティーから外れ、二人でダンジョンで鍛錬している、私もルナも成長補正のおかげで今のレベルは55、光の勇者はレベルは65とかなり差が開いている、でも私たちは目的があるそれはある疑問を抱いたからだったそうあの時




☆・☆・




召喚されダンジョン出発前に城の中にある鍛錬場で魔法の使い方、剣術、身体強化等のレクチャーを受け戦い方の基礎を教わっていた時感じた事、それはクラス全員がこの世界に召喚され戦うことに誰も文句を言わない事だった。あれほど戦うの嫌ってたスミレやレナ達がなんで素直に従ってるの?




「ねえルナなんかおかしくない?あのいつもグイグイ引っ張っていくリーダー的な藤代君が素直に従ってるの、特に一番強いスキルを持ってるあの勇者パーティー4人」




「確かにカエデの言う通りね、他のメンバーも何故かパーティーが決まっててみんな素直に従ってる、一番変だなと思ったのは、昨日全員がそろった食堂でメイド長に叱られたときも、反論せず素直に謝っていただけなんて絶対おかしいよ!」




「ルナと私も、この国おかしいけと思ってたけど、まさか戦闘国家とは」




メイド長に前から私とカエデを同室にしてもらうようにお願いしてたのが聞き入れられ、食堂から部屋に戻り二人で改めて手紙を読み直した。




【ルナお姉ちゃん、カエデお姉ちゃん、この世界は今までの常識が一切通じないのです。注意するのです。やさしい親切な相手も注意ですの、冷静に行動するのですの!自分達だけで頑張るのですの。生き残ることだけ考えるのですの!元の世界に帰れないのですの!お姉ちゃんハルわさよならですの!お姉ちゃん頑張るのです!バイバイ!】




私とルナは、手紙を読みこの世界に来て初めて涙を流した、ルナと抱き合い声に出して




私たちが召喚されたときに一緒にいた少女が、私たちの担任男性教師の瑞樹先生なんて信じられなかった、カエデのスキル鑑定で見たけど、ステータスでわかったのはハルって名前だけ、でも手紙を読みあの女の子が私達の名前を書いて内容を見て確信した、国王も一喝するしっかりとした発言と内容とこの手紙の内容、女の子の前では名字は会話でわかっても名前は誰も言っていないから知らないはず、だから二人の名前を書いて心配してくれる優しさ、これで確信した、別室に一人連れていかれた少女が




「「瑞樹先生…」」




あの女の子が私達の大好きな瑞樹先生だと、何で先生が女の子になってるのかはわからないけど、たぶん召喚前に何かあったからかもしれない




私たちは先生の手紙通り冷静に考えて見た。




なぜ私たち二人だけ他の仲間と違う行動をとれるのか




なぜ先生は追い出されたのか




この国は信用できるのか




本当に魔族は襲来するのか




まず私たち二人が、別行動をとれたのはこのスキルと称号、それは最初からあったが文字化けしててわからなかった。





それがレベルが50を超えた時に二人にはっきりわかるように表示された、この世界のスキルに○○耐性と言うスキルはあっても○○完全無効化のスキルは存在しないらしい・・




そう私たち二人に現れたスキル状態異常完全無効・・これは毒、麻痺、混乱、石化と言ったあらゆる身体に異常を来す影響を無効化するスキルらしく、最初から二人とも持ってて、表示されなかっただけだったみたい、他にも未表示のスキルが現れ、私たちは勇者たちと完全に別行動で鍛錬をすることにした。




私たちの専属メイド二人も、最初は他のメイドと同じで、私たちを誘導しようとしてたみたいで、私たちは二人の会話を盗み聞きしてようやくこの国の目的がわかった。




「魔族の襲来は本当にある」




でもこれは、彼女達にすりこまれた情報信用するのは危険





魔族撃退後私たちはこの国に軍事利用されること




つまり魔族が来ても来なくても軍事利用されるって事




私たちは元の世界には戻れないこと




この結果が出た時は、ほんとショックだった、私たち二人は出現したスキルを使い二人で行動を起こした




まずこの理不尽な国家からの脱出、そのためにはもっと強くならなければならないだから、このまま操られたふりを続けレベルを上げる




ある程度上がったら、瑞樹先生のこと好きだったクラスの女子も助けてあげて、この国からの脱出と先生の捜索かな




私たちにはこの国を出るまで協力者が必要であること、なら専属メイドを利用しようとメイドの状態をスキルで見たら隷属の腕輪がはめられていて二人は強制的に操られているのがわかった。





「ねぇルナこのメイドの子達の腕輪今なら所有権上書きできるけど、どうする?」




「それなら上書きして、この子達から情報をもらいましょうか」




もう少し彼女達から情報もらいながら、これからの行動決めよ

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