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ハルのお家にお友達がきたのです

ダリアお嬢様ここです。シトラス伯爵邸に到着しました




「しかし何で私なのよ!アリスお姉さまに頼めばいいのに、私森より町がいいのにそれに森に入ってどのへんか知らないけど、野営なんてしないわよ」




「お嬢様今回の件はプライム王の命令です、くれぐれも失礼な態度を取られないように願います」




「わかってるわよ!でも大丈夫なの?ミラーレ大森林って高ランクの魔物いるんでしょ?王女の私にもしものことあったらどうするのよ、お父様は何考えてるのかしら」





ダリアが話してると屋敷の中から人が出てくる




「これは、ダリア王女様お待ちしておりました、どうぞこちらに、今回同行する者を紹介いたします」




ダリアは屋敷に入り今回の同行者を紹介される




「こちらが今回護衛してくれる冒険者のルナ、カエデ、レンゲ、ユリ、スミレ、レナです」




「「「よろしくお願いします」」」




「えー!たった6人なの大丈夫なの?」




「今回はプライム王の依頼でお嬢様のお持ちになってる王の親書を届けることと、謝罪です、今からミラーレ大森林に向かいますがくれぐれも私から離れないでください!命の保証はできません」




「え?今からなの?2.3日たってからでも」




「申し訳ございません、あと少しすれば森の奥は雨期に入ります、大森林の奥には湿地帯があり雨期に入りますと、湿地帯は湖に変わり通れなくなります」




「じゃ雨期が終わってからにすればいいのよ!」




「姫様は先ほどのこと聞いておられました?国王の親書と謝罪です!姫様は怒るような事をされて、相手に謝罪されるとき、直ぐ謝罪されるのと後で謝罪されるのとではどちらを許す気になれますか?」




『そんなの直ぐに決まってるわ!』




「そう言うことです。では参りましょうか」




「・・・・・・・」




「では、留守中をお願いね」




ミリア達は歩いて門を出て森へ向かう




「ちょっと!馬車はないの?」




「姫様これより、この道中シトラス家のルールに従って頂きますので、よろしくお願いします」




「ダリア様ミラーレ大森林の中は街道を通る森ではございません!森の中は馬車など通る道はございません」




『え!と言うことは夜営もあるってこと?』




「はい!」




『そんなぁ……』




ミリア達はミラーレ大森林を奥に奥に進んで行った。




「今日はこの辺で夜営しましょうか、皆さん準備お願いします」




ルナ達6人とエリアは、てきぱきと準備を始め30分ほどで作業は終わった。




ダリア王女はただ見てるだけだった。




『ほんと信じられないわ夜営だなんて…お風呂もないのよ!』




「姫様夜営です、身体は水魔法で桶に水を入れますので、ご自分で拭いてください」




『……………』




「食事は毎日これなの?もう少しましなの無いの?」




「ございません」




「トイレは?え!ここでするの?嫌よ!」







王女はずっとこんな感じで文句を言っている




その事でミリアはなにも言わなかった。




進行中もやはりミラーレの森の魔物達は襲って来ず、時々木の実を取ったりして進んで行った。道は、途中から小さな魔物キラーラットがミリア達の前に現れ、進む道を示すように先を歩いていた。




森に入り8日目に王女に変化が現れた。


ミリアが夜営の合図をすると、ダリアが進んで食事の準備を始めた、慣れない手つきで保存食を切り分け、魔道具で火をおこし、スープを作る、それぞれの準備も終わり食事を始める、




「美味しいわ王女様、ありがとうございます」




エリア達も感想を口にする




「王女様美味しいです」




「ダリアって呼んで様もいらない!」




「でも…」




「いいから!」




「みんな呼んであげて!エリアはお姉ちゃんでいいかな?」




「ダリアお姉ちゃん」




「そ・それでお願いね」




森に入り10日目に騒ぎがあった、オークが現れたのだ




「皆様ここを動かないでください!オークが数匹来ます!」




「魔物は襲って来ないんじゃないの?」




「人型のゴブリンやオークは別見たいです」




近づくオーク達をルナ達は連携し次々倒して行く!10匹ほど倒した時にハイオークが現れその後ろにオークキングが現れた




ルナはこの状況に、これちょっときついかもと思いつつも攻撃体制をとった。




すると、ルナ達の前にミラータイガー、ブラックファングウルフが現れハイオーク、オークキング達に襲いかかった。




ミリアやダリア達はミラータイガー達の圧倒的強さに、驚いていた。




「ルナあれ、強さの桁が違うよ!」




「レベルが違い過ぎる!」




「これがSランククラスの魔物の強さ…凄い」




「お父様の言ってたミラーの姫は絶対怒らせたらダメだと言った意味がわかった気がする」




ミラータイガー達がオークを倒し終わり私達の前に戻って来る、そこに1匹の大きなフクロウが飛んできて私達の前に舞い降りる




ドスーーン!




『ようこそ姫の友よ!これよりこのミラータイガーが、姫の元まで案内する安心されよ』




もう私達は護衛の凄さに、ただただ驚くしかなかった。私達の周りはミラータイガーが守り、空は先ほどのフクロウとそれよりも大きい鷲が飛んでいた。





私達は、魔物に守られながら10日目にようやく、ハルちゃんのいるところに到着した。


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