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ハルが森に帰った後のモーリスト国なの

ハルは帰ったか、しかし信じられん光景じゃった、天災、災害クラスの魔物の中にルが駆けて行くと、巨大なクマのような魔物の肩に登り、わしに向かって叫び帰って行った、信じられん光景じゃった




この後、今回の件の首謀者モルソン侯爵、コート男爵を捕縛、国の貴族裁判でモルソン侯爵、コート男爵の数々の犯罪が明らかになりモルソン侯爵領地は取り上げ王国の管理地となり、コート男爵の領地も取り上げ国の管理地となり、モルソン家コート男爵家は取潰しになりモルソン、コート共に斬首となった。




今回の最大の功労者ミリア・シトラスは爵位を与えられ王国管理地になっていた旧モルソン侯爵領コート男爵領統合した領地をそのまま与えられた、ミリアは一旦断ったがモルソンとコート達の悪政に苦しんだ領民のために引き受けることにした。




☆・☆・ハルが森に帰り数年の歳月が流れた




ミリアはその後悪政に苦しんだ領民のために税制の改革し、悪政で職を奪われ、家を取り上げられたスラム者達の救済のため職を与え、仮設住居を作り、公共事業、教育と力を入れココストの町は大きく変わって行った。




モーリスト国も変わった、貴族監視院と言う部署を作りモーリスト国を治める大小20の領地を管理運営する貴族を監視監督する新たな部署、その責任者にシリウスが任につきシトラス家の持つモーリスト国の情報網を利用した。




モーリスト国内も大きく変わり、借金奴隷制度の廃止、法律の取り締まりは新たに創設された国家治安部が行うことになり、貴族の横暴な取り締まりは減り犯罪の減少にもつながった




モーリスト国が一番力を入れたのが教育だった、孤児も含め貧しい農村の子供にも教育を施すその費用は全て国家が負担し全て無償とし、この制度が始る前のこの国の識字率20%だったのが今や60%を超え国の経済にも大きな影響をもたらした。




☆・☆・☆




一方ハルの行方を追って旅をしていた轟たちは、レストル国、キリキス神聖国、とタイセル国に隣接する国々を回りハルが数年前に訪れたと言うシトラス伯爵領に落ち着き8人はこの地を起点に冒険者活動をしていたがサクラは、隠蔽と影縫スキルを習得スキルレベルも上がり、ヒナタも状態異常を完全に回復するリカバリーのスキルを習得スキルレベルも上がったため、目的通り召喚され今もタイセル国に残る女子のクラスメートの奈々達を救いに旅だった




「サクラ、ヒナタ任せたわよ、残ってるクラスメートは、あなた達が一番仲良しだったから、任せるけど絶対無理したらダメよ!」




「やっと解除できるまで頑張ったもん、早くユイやシオリ達を助けたい、今は奈々が頑張ってくれてるけど、最新の情報では、タイセル国が戦争の準備をしてるらしいから嫌な予感がするの」




「わかった、私達は、先生の情報を引き続き調べるから」




こうしてサクラとヒナタは、奈々達残りのクラスメートの救出に向かった




ルナ達は、冒険者ギルドでの依頼がきっかけで、シトラス伯爵がハルと強い結びつきがあるのがわかり現在は専属の護衛兼冒険者としてシトラス伯爵の屋敷に間借りして生活していた。




領主ミリアは気さくに話すことができ、ルナ、カエデ、レンゲ、ユリ、スミレ、レナと呼ばれるくらいになっていた、




今日はミリアがここの領主になったいきさつをルナたちに話すと




ルナたちは全員顔を見合わせうなずく




「あのミリア様、そのハルって女の子を助けたのがきっかけでこうなったと」




「そうよ、あの子はホント不思議な子だったわ、この屋敷の庭に巨大なプラムの木があるでしょ?あそこで木に寄りかかるように倒れていたのよ、もうそれは酷い状態でね、私たちがその子に近づこうとしたらそのプラムの木が地面から枝葉が現れその子を隠すように守ったのよ、ホントビックリしたわ」




「そんなことって起こるんですね」




「何言ってるの、普通は起こらないわよ、でもあの子は違った、私がプラムの巨木に必ず助けるからって祈ったのよ、そしたら枝葉がわかれてその子が確認でき近づくことができたの、その子は瀕死の状態だったわ」




ミリアは、その時の状況を思い出すように話す、その表情は悲しげで今にもなきだしそうだった




「それから家の者総出でその子のためにいろいろ尽くしたけど、ほんと酷い状態だったの、生きてるのが不思議なくらい、傷と出血がひどくどうにもならなかったわ、最終的に私が以前たまたま手に入れた秘薬ハイポーションを飲ませて回復したわ」




それからその少女を捕らえ虐待していたと言う侯爵が、兵をあげて攻めて来てそれを王国軍が退け、国王自らミリアに頭を下げ感謝された、その理由がミラーレ大森林の全ての魔物の女王ハルを救ったからだと、ホント驚いたわよ、あのハルちゃんがミラーレ大森林の魔物達の姫だったなんて、それからその褒賞として爵位とこの領地を任されたと




何か凄い展開・・それに魔物の姫って、いったいどんな経験したの先生




「たぶんあの時私たちに手紙をくれ警告してくれた少女、先生の記憶を持ってる女の子が生きていた、もう一度会いたい会ってちゃんと確かめたい」




私たちはミリア様の話しを聞き6人は涙を流してた大好きだった先生の記憶を持ち私たちに注意をしてくれた女の子、先生はどんな時でも優しい人だったんですね





私たちのつぶやきを聞いて、ミリア様は驚きのことを告げる




「だったら会いに行く?あなた達のその思いハルちゃんに伝えてあげれば、多分会えると思うわよ、私とエリアがいればウフフ」





私たちはすぐ返事をした




「「「「「お願いします!」」」」」



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