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問題発生逃げるのです

3種類の薬草を出すと、周りの人が固まったのです、あれ?これってヤバイかも・・・




え?なんでなの?誰も何も言わないのです、みんな薬草見て固まったままなのです、これはまずいのです、楽しく旅ができないかもです




ハルは慌てて、薬草をバッグに戻して逃げることにしましたの




「ごめんなさい!間違えて雑草出しちゃいましたの、買取はいいのです、ハルは帰ります」




ハルは逃げようとすると、グレープさんと買取所にいたおじさんに腕をガシ!っと捕まれたのです




「ちょっと待ったぁーーーー!」




「ちょっと待ってぇーーーー!」




ビクッ!




二人に捕まれたのです、怖いのです、ギルドの中も騒がしくなったのです




受付の女の人も、カエラさん、ミラルさんも集まって来たのです、ハルはこれからどこかに連れていかれて拷問されるのです、怖いのです




ブルブルブル




ハルは怖くなって震えていました




「ごめんなさい!もうこんなことしないので許してなの・・・グスン 森に帰るから離してなの・・グスン 」




身分の高いカエラお姉ちゃんが来たのです、ハルは、おしまいなのです




「どうしたの?グレープ」




「お嬢様じつは・・・・・・・・・・だされて・・・・・・」




受付のお姉さんが近くに来たのです




「キールどうしたのこの子の手を掴んで」




「お!バニラか!サブマスのお前ならわかるか、あのな・・・・・・・・・・草を・・・・・」




「なんですってぇー!ヒヤリー草とデトル草ですって!」




ビクビク




うぅ怖いのー




「おい!声がでけぇ!」




「ごめんなさい」




バニラの一言でギルド内が騒然となる




ハルは知らなかったのです、この世界は、回復と言う手段がものすごく貴重で、回復薬の元となる薬草は2種類で下級と上級回復薬に分かれ下級はヒルラ草、上級はヒアリー草の薬草で構成される




下級回復薬はポーションと呼ばれ軽微な傷の回復と体力の回復に効果があり、下級ポーションは製作者によって回復率が10%~40%の幅がある原料は水と薬草ヒルラ草と作成者の薬師スキルレベルで作成することができる、値段は金貨1枚~5枚となってる、回復率にばらつきがあるのは、スキルレベルではなく精製方法にある事は、あまり知られていない




回復薬の精製は、不純物を取り除いた蒸留水と、薬草の粉末率が重要で、流す魔力量の均一化はスキルレベルが上がると自然とよくなるためあまり重要ではない、下級ポーションの作成レベルは薬師レベル1で作成が可能になる





この世界の通貨は鉄貨1枚が1クロルで1円銅貨1枚100クロル銀貨1枚1、000クロル金貨1枚が10、000クロル白金貨1枚が1、000、000クロルとなっている





上級回復薬ハイポーションは、重傷、骨折、体力回復に効果があり、作成者によって回復率は60%~99%の幅がある、原料は水と薬草のヒアリー草と作成者の薬師スキルで、作成できる、現在原料のヒアリー草は嘆きの森、ミラーレ大森林の奥地、スマスタ島幻想の森、魔大陸の幻魔の森、で採取できることが知られている、ただしどの森も攻略難度が高く、AランクSランクの魔物が多く出没する場所でしか採取できないため、超貴重な薬草となっていた。





ちなみに、デトレ草は解毒用薬草として知られているが、ヒアリー草と同じ場所でしか採取はできないレア度が高い薬草だが、まれにCランククラスの冒険者が立ち入ることのできる森で、採取が確認されている、ストールトル草は、あまり知られておらず採取可能場所はほとんど知られていない、ハルが採取した場所は嘆きの森深淵の洞窟付近で採取している、この薬草に関しては王国貴重書庫に、保管されている薬草薬品図鑑にのみ記され、完全回復薬エリクサーの製造方法の材料として書かれていた。完全回復薬エリクサーは四肢の欠損及び若返りの効果があり、人間の細胞の超活性化を促し、欠損部分は脳内の記憶をもとに回復する、ただし生まれつきの状態で目が見えないとかは、エリクサーでは回復しない




そのことを知らないハルは、レア薬草を出してしまい今回の大騒ぎになったのです




「ハルちゃん、さっきの薬草もう一度見せてくれる?カエラまだ見てないの、お願い」




「さっきのは間違いなのです、雑草なのです」




「お願いします、ハル様バニラも見てみたいのでお願いします」




「嫌なの!雑草なの!ハルを離してなの、森のお家に帰るの・・グスン・・」





「お嬢ちゃんの持ってるバッグ、マジックバッグってやつだろ!取り出した薬草がまだ生き生きしてたから、恐らく幻のバッグだ!」




ビクッ!




「嘘!聞いたことがあるけど実在するなんて凄い!」




ビクッ!




「ハルちゃんあなたいったい何者なの!」




ビクッ!




「ハルちゃんもう一度だけね、お願い!」




うぅ…




「お嬢様薬草もそうなんですが、ハルちゃんのバッグがとんでもないのです」




「え!どういうこと?」




これはもうダメなのです、おしまいなのです、ハルは、捕まってしまうのです




「グスン・・ うわーん・・ お家に帰るの うわーん・・ 」




「ハル様別室に来ていただいて、少しお話させていただけないでしょうか?薬草もですが、そのバッグのことも見せていただけないでしょうか?見せてもらえるなら冒険者登録も考えさせていただきますよ」




「グスン・・え?冒険者登録してくれるですか?・・グスン」




「はい!私はその権限もありますので、どうですかハル様」




「行くのです!どこで見せればいいですか」




職員とのやり取りで激しく泣いていたハルが泣き止みカエラ達は驚いていた




「えーーー!そんなのでいいの?」




「アハハハ子供らしくていいじゃねえか」




ハルはギルドのバニラお姉さんに連れられて、ギルドの中にある特別な部屋?応接室に来たのです、カエラお姉ちゃん達もいっしょです




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