冒険者ギルドにきたのです
ハルはミラルお姉さんと冒険者ギルドに向かったのです、ワクワクするのです、ドキドキするのです、フルフルするのです
「お嬢様こちらです、ついてきてください」
やっぱりこの世界の町って全て城壁の中に町があるのかなぁ魔物が襲ってくるから?
凄く楽しい、町の様子に屋台、時々通る人が乗ってる乗り物いいなぁーハルも乗ってみたいなぁ、
ハルが周りを見てキョロキョロしているとミラルお姉さんに手をつながれました
「お嬢様町は初めてですか?あまりキョロキョロされるとはぐれますよ、ギルドに着くまで私が手をひいて行きますね」
「ごめんなさい、見たことないのいっぱいあったから楽しくて」
ハルは前世の記憶が少しあるけど、この世界に来たんだから楽しく生きたいなぁ、ハルは8歳だからそれらしくしないとだね、
ハルは、谷の森で沢山魔物倒して来たけど、魔物って倒すまでは、禍々しいってか、なんかヤバイ雰囲気だったけど倒したら普通の獣に変わっちゃつた気がするのはハルだけなのかなぁ倒した魔物って売れるのかなぁ
魔物のウサギも狼も普通に美味しかったし、ハルは狩った魔物いろいろな方法で調理したけど、調味料がないから美味しくできないのです、この世界の人はどんな調理するのかなぁ…凄く楽しみなのです♪
ここの街並みは木造建築が多いのです、煉瓦とか、ブロック構造少ないのです、窓の構造も透明のガラスはないのです、作るのが難しいから?うーんよくわからないのです
もっといろんなところへ行きたいのれす、冒険するのです、だから冒険者登録するのれす
「お嬢様着きました、こちらですよ」
大きな木造2階建ての建物についたのです、ミラルお姉さんの後に続いて入ると、そこは、つぉい人達の世界なのです、いろんな人がいっぱい見てくるです、威圧なのです、ビシビシくるのです、ぽわほわの世界なのです
ミラルさんがカウンターの近くに行くと、さっきのカエラお姉さんが何かもめてるのれす
「どうして、これだけコブリン仕留めたのだからランク上げなさい!これで実力はわかったでしょ?」
ギルド職員がカエラに丁寧に対応する
「申し訳ございません、規定によりカエラ様をDランクに上げることは出来ません」
「どうしてできないの!わかるように説明しなさい!」
「はい!カエラ様は前々回前回とコブリン、コブリンメイジ、オークなどEランクCランク多くの魔物を倒されました。本来であれば昇格するはずなのですが、そのほとんどがミラルさんたちが倒されてますよね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「よって今回は昇格は見送りさせていただきます」
「わたしだって一緒に倒したのよ!なぜダメなのか説明しなさい!」
納得しないカエラにギルド職員は、ギルドランクの定義を丁寧に説明する
「冒険者には責任がかかっているのと同時に命の危険が伴います、ギルドのランク制度は冒険者様の安全も守るものなのです、ランクによって決められた依頼は、そのランクを超えることはありません、低ランクの冒険者がお金がいいからと受けることは絶対できません、それは生命の危険が増すからです、冒険者ランクの依頼ボードに記されてる依頼表は、全てきちんと吟味したうえで、ランクが決定されます、難易度危険度が増す依頼は、報酬も高く受けることのできるランクも高くなります、カエラお嬢様!冒険者には命が伴います、決して遊びではないのです」
ギルド職員の毅然とした対応にカエラは態度をあらため答える
「わかったわよ、Eランクでいいわよ」
「ご理解いただきありがとうございます」
カエラが対応に納得したところにミラルがハルを連れてくる
「カエラお嬢様お連れしました」
ミラルが受付カウンターにハルを連れて来る
「ハルお嬢様こちらが受付でございます、素材回収はあそこのカウンターになります」
「わかったのです」
ハルが受付のお姉さんのところに行こうとしたら、ハルちゃんって、女の人が飛びついて来たのです、さっきもめていたカエラお姉ちゃんです
「ハルちゃんどうしてここに?私に会いたくて来たのかな?」
「違うのです、ハルも冒険者登録するのです!森で薬草も採ったので買取してもらうのです、お金もらったら屋台に行くのです!」
二人のお姉ちゃんが笑っている
「アハハ可愛い、お姉ちゃんが一緒に行ってあげるね」
別にいいのになぁあんまし身分の高い人とかかわるのよくない気がするのです、危険を感じるのです、断るのです
「ハル一人で大丈夫なのです」
そこに入口でお姉ちゃんと並んでた人が来て先ほどの受付に行くように説明する
「ミラルはカエラ様について行って」
「お嬢様素材買取の確認と受け取りお願いします、あと依頼完了報告もお願いします、ハルお嬢様は私が案内します」
この人、冒険者ランク高そう確かグレープさんって人だ、カッコいいなぁー
「ハルお嬢様、私カエラ様とパーティー組んでるグレープと申しますよ、ろしくお願いします」
「ハルなのです、よろしくなのです」
ハルはお姉さんに連れられて、登録カウンターに来ていた
「冒険者ギルドにようこそ、登録でしょうか?お嬢様」
「お嬢様じゃないです!ハルは冒険者になるです!」
「ごめんね、じゃあ改めて、冒険者ギルドにようこそ登録でございますか、ではこちらの用紙に必要事項をご記入ください」
「わかったのです」
ハルは受付のお姉さんから登録用紙を受け取りました
「ハルちゃん字書ける?お姉さんが書いてあげようか?」
「ハルは、偉いのです!ちゃんと書けるのです」
えっと名前はハル8歳です、戦闘スタイル?得意魔法?うーんよくわかんないから無視です、得意な武器?あれだね、スリングショットこれでいいのです
「できたのです!」
お姉さんは、用紙を受け取り確認してくれる
「どれどれ、え!8歳かぁ・・・うーん ハルちゃんご両親に許可取ってるのかな?許可がないと未成年は冒険者登録は無理なのよ、ごめんね」
「えーーー!せっかく危険な森抜けて来たのに…」
ハルはがっかりして冒険者ギルドを出ようとしました、するとグレープお姉ちゃんが素材だけでも買取してもらいなさいって言ってくれたので、買取カウンターに来たのです
「どうした嬢ちゃん!」
ビクッ!
熊みたいなおじさんちょっと怖いけど買い取りしてもらってお金もらわないと
「あの薬草の買取お願いしますの、薬草なのです」
「おういいぜ!冒険者カードだしな!」
「え?カードいるの?うぅ持ってないです」
「そいっあ困ったなぁ・・手数料2割取るけどいいのか?」
手数料いるんだ、ハルはお金ほしいからOKしました
「はい!それでいいのです!」
するとグレープさんが助けてくれましたの
「では私が仲介します、問題ないですよね」
「ああこっちは問題ないぜ!」
「じゃハルちゃん薬草出してあげて」
ハルはわくわくしたのです
「はい!なのです」
ハルは収納バッグから、回復薬ポーションの主要素材の薬草ヒアリー草と、解毒薬になるデトル草、石化状態が回復する石解薬になるストールトル草を、目立たないように少しだけカウンターに出したのです
3種類の薬草を出すと、周りの人が固まったのです、あれ?これってヤバイかも・・・