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巨大ガマガエルのお嫁さん。

作者: 七瀬




代々、私の村では、、、?

この村の主である! 巨大ガマガエルのお嫁さんに人間の

女の子がならなくてはならないの、、、。


ガマガエルのくせに、、、!

若い人間の女の子が大好物らしい、、、!



元々、この巨大ガマガエルは、“人間”だったらしいんだけど、、、?

この村の神様が、あまりにも悪さをするその人間を巨大ガマガエルに

したらしい言い伝えが残っているの、、、。


・・・でも、本当の事は誰も知らないわ、、、!



私の名前は、『リュディー』 14歳になったばかりよ。

1週間後に、、、儀式があるの!


誰が、その巨大ガマガエルのお嫁さんになるのか、、、?

私も、その候補にあがっているのよ!


他にはね、、、?

私と同じ歳の女の子、『サリー』


もう一人は、、、? 

まだ12歳の女の子、『バレッサ』の3人よ!


正直、怖いわ!

もし、、、? 巨大ガマガエルに選ばれたら、、、?

二度と! 家族と会えないし、、、!

この村の人たちにも会えないのよ!



・・・それに、私には大好きな男の子がいるわ、、、!

彼の名前は、『ワンサム』私と同じ歳の男の子なの、、、。


自分の気持ちを彼に伝えていないのに、、、。

巨大ガマガエルのお嫁さんになったらと思うと、、、?


不安で不安で、夜もろくに眠れないのよ、、、!



私は、眠れない夜をこの日も過ごしていると、、、?

真夜中に突然! 巨大ガマガエルが私に会いに来たの、、、。

そして、私にこう言ったわ!


『ほーう! なんて美しい女性だー! 俺はお前を気に入ったぞ~! 

俺はお前を選ぶ事にした! 儀式の日を楽しみにしているぞ~!!!』



・・・そういうと、巨大ガマガエルはスッと消えていったわ!




私は、夢でも見ていたと思って、、、。

学校に行った時に選ばれた、私と同じ歳の女の子、サリーに聞いてみたら?

サリーも私と同じような夢を見ていたらしいの、、、。


『ねえねえ、サリー聞いて! 昨日ね、夢の中に巨大ガマガエルが現れたの!

そして、私にこう言ったわ! “お前を選んだ!” ってね!』

『えぇ!? わたしも昨日の夜、夢で巨大ガマガエルが現れたの、、、!』

『巨大ガマガエルは、サリーになんって言ったの、、、?』

『えぇ! “残念だが、お前は俺の好みではない!”って、、、!』

『えぇ!? それ本当なの、、、?』

『本当よ! わたしは、どうやら? 選ばれなかったみたい、、、!』

『・・・・・・』




私は、もう1人選ばれた! 12歳の女の子、バレッサにも同じ事を聞いたわ!


『ねえねえ、バレッサ? 昨日の夜、夢を見なかった、、、?』

『えぇ!? 見ましたよ! 昨日の私の夢に、、、あの巨大ガマガエルが

出てきましたよ!』

『それで、何かあの巨大ガマガエルに言われなかった、、、?』

『言われましたよ! “まだ、お前は幼いから選ぶのをやめよう!”って言われ

ました、、、!』

『・・・そう、』

『ひょっとして、選ばれたのは、、、? リュディーさんですか?』

『・・・そうみたいね、どうやら私が選ばれたみたい、、、!』

『・・・・・・』



私は、学校から家に帰ると、、、?

素直に、家族にこの事をすべて隠さず話したの、、、。


『何て事なの?』

『まさか!? リュディーが選ばれるなんて、、、!?』



お母さんは、その場で座り込んで泣きじゃくってしまったわ!

お父さんは、私が話し終わると、、、呆然としてしまったの!



私自身がまだ、ちゃんと受け入れられないままなのに、、、。

お父さんお母さんが、受け入れられる訳がないよね、、、!





私は1つだけ! やり残したことを最後にしようと決めたの、、、!

私の大好きな男の子、ワンサムに告白する事に決めたのよ!!!


『ねえ、ワンサム! 話したい事があるんだけど、、、?』

『・・・えぇ!? いいよ!』



そう言って、私とワンサムは二人になれる場所に、、、。


『・・・リュディー、聞いたよ! 大変な事になったな!』

『・・・ううん! でも、今日はその話じゃないのよ!』

『えぇ!?』

『私ね! “ずっと、ワンサムの事が好きだったの!”』

『リュディー、』

『ワンサム、何も言わないで! どうせ私は巨大ガマガエルのお嫁さんに

なるのだから、、、。』

『・・・・・・ううん、』



私は、やり残すモノを全部やって、、、。

・・・ついに、この日になったの!

『巨大ガマガエルのお嫁さんになる儀式の日。』



『今日は、俺と花嫁のリュディーの結婚式の儀式に参加してくれてありがとう!』

『みんな! 拍手をせんかーーー!!!』


【パチパチ・パチパチ】


みんなが、拍手をして、、、。

私は、巨大ガマガエルの隣に座って数時間後、儀式が終わったわ、、、!


その後は、巨大ガマガエルが私を一口でパクリと口の中に入れて...。

そのまま、違う世界に消えていったの、、、。



そして私は初めて見る、世界に連れて行かれたのよ、、、!


『ここは! 一体、何処なの、、、!?』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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