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黒春メモリーズ  作者: 家青一
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黒い春の始まり

ポキポキ!


LINEの通知音が鳴った。唯からだ。

スマホを見ると時刻は夜11時。屋根が雨に叩かれる音がする。

今日は夕刻から雨が止まない、梅雨のシーズン。


 「別れちゃった。。。」


明日葉は一呼吸おいて、慎重に言葉を選ぶ。

 

 「そっか、、、元気出して!」

 「うん。。」

 「どうする?行く?」

 「どこに?」

 「私が前に言ったとこだよ、覚えてる?」

 「うん、、、でも、、どうしよう、」


心臓の鼓動が聞こえてくる。唯の返事ですべてが決まる。


 「決めた。行くよ」


思わずガッツポーズをしてしまった。自分の部屋にいるのに周りに人がいないか確認してしまう。

しかしあたりには誰もいない。当たり前だが。


 「わっかた。明日の十時に駅前の噴水で待ち合わせね」

 「うん、ありがとう」


ここまではシナリオ通り。あまりにうまく行き過ぎていないかと心配になる。

今夜はなかなか寝付けなかった。 



翌朝。8時に目が覚めた。

食パンをかじりながら、俊にLINEを送る。最終チェックだ。


 「………大丈夫だよね?」


案外早く既読がつく。


 「大丈夫。俺たちは午後から行くから」

 「わかった」


  よし。


家を出る前に大きく深呼吸をした。

今日をうまく乗り切れば、明日から………




七海唯と赤浪恭弥は去年の夏から付き合っていた。

最初は七海の片思いだったが夏休みに想いを打ち明けると恭弥は受け入れた。

そして七海は篠宮の前で泣いて喜んだ。


  いつ思い出してもつらかったなぁ。

  でも、もう、泣かないよ。次は、、、


  

  私の番なんだから。












投稿周期は未定ですができるだけ早く投稿していきます!

超初心者ですがよろしくお願いします!

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